満開カンパニーの日常【リクエスト募集中】【A3】【夢小説】

雨の日デート(東編) ページ34

あてんしょん＞＞2人付き合ってます

A「雨、止まないかなあ…」

梅雨に入り、ここ最近ずっと雨だ。
外にも出られないし気持ちも下がるなあ…

東「どうしたの？浮かない顔してるね。」

A「雨、止まないかなあって。これじゃあ外も出られなくて…」

東「外、お出かけする？」

A「へ？」

〜〜〜〜〜

東さんの突然の提案で2人で傘をさしてお出かけする事になった。

A「あの、なんで相合傘なんですか…？」

東「僕達仮にも恋人でしょ？だから今日は雨の日デート。」

そう言って東さんは私の手をぎゅっと握ってくれた。いきなりだったからドキドキした。

A「あ、あ雨の日のデートもいいですね！」

東「ふふっ。そうだね。他の音が雨にかき消されてAの声しか聞こえないから良いね。」

A「さらっと恥ずかしい事言わないでください…喋りずらくなります…」

雨の日デートだったので、紫陽花を見に行ったり、屋内の水族館などに行った。
久しぶりに東さんと長い時間一緒にいられた気がする。

〜〜〜〜〜〜

A「今日楽しかったです！雨の日も良いですね。」

東「そうだね。Aに楽しんでもらえて良かったよ。」

そう言われ東さんの方をちらっと見ると___
え、肩がっつり雨に濡れてない！？

A「東さん濡れてるじゃないですか！
風邪ひいちゃいますし、早く帰りましょう！」

東「ちょっと待って」

立ち止まり、傘から出た東さんは歩き出した私の腕を掴んで______

ちゅっ

びっくりして傘を落としてしまった。

東「これでAも風邪、ひいちゃうね。」

傘を拾い上げ嬉しそうに笑う東さんが妙に色っぽくて顔が真っ赤になった。

A「い、いきなりキスとかなんで…」

東「今日せっかくのデートだったのに1回もキスしてないなと思っただけだよ。」

A「雨の日の東さんは意地悪です…」

東「あれ？顔が赤いね。もう風邪ひいちゃった？」

傘の中でぴたっとおでこを合わせてからかってくる東さん。
近いし、濡れてる東さんの色気にやられて顔がさらに赤くなる。

A「あ、雨の日のデートはしばらく禁止です！」

東「ふふっAは可愛いなあ。
それじゃあ風邪ひかないうちに早く帰ろっか。」

その時握った東さんの手はとても暖かかったのをよく覚えている。

秘密の旅行(一成編)→←キスマーク(千景編)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す