小さなプリンセス〜Special Story〜

20話―勝利の彼女― ページ31

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勝利side


２人がお風呂場へ行ったのを確認して僕はNHKで起こったこと、

瑠璃さんが仕組んでいたこと

璃子ちゃんはそれをやめようとしていたこと

何度殴られても蹴られても僕たちをかばったこと


すべてを話した。



太「そんな、、、」


宮「でも、、それでも、俺は、、あの時のAが忘れらんないよ」


勝「それは俺も同じ。きっとみんなも。でも、、今回のことは、、許してあげてください」




僕は頭を下げた。






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がちゃ









璃「勝利君、、、ごめんなさい」


璃「みなさん、、ごめんなさい、、」



すっかりきれいになった璃子ちゃんが戻ってきて

瞳に涙をためて謝り続けた。




太「璃子ちゃん、、、ご飯たべようか」


璃「え、、、？」


渉「今日はーすきやき！」


風二千「っしゃーーーーー！！！！！！」


あ「璃子ちゃん、一緒に食べよう、、、？」


璃「でも！！私はひどいことを、、、。だからもうこの家を、、「あと二日」


璃「え？」


勝「あと二日は。“俺の彼女”でしょ？」




そう言って璃子ちゃんに手を伸ばすと、、




璃「う、、うぅ、、、うわ〜ん！！！」




璃子ちゃんは泣き崩れた。すべてを流し切るように。

生まれ変われるように。




太「寂しかったな、怖かったよな。」



璃子ちゃんの涙を優しく拭う太輔兄ちゃん



あ「にぃ〜に〜」



の背中に抱き付くA。




太「うちのお嬢はヤキモチ妬きで困るなぁ、、笑」



なんて、みんなで笑い合った。


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