小さなプリンセス〜Special Story〜

12話―勝利の彼女― ページ23

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勝利side


２人を先に行かせて、少ししてから歩き出す。


【中島 健人：みんなに話した。来てもいいよ】


僕たちはただ無言で。



勝「傘、貸してくれた人とかいるけど、、、その」


璃「大丈夫」



君は力強くそういうと俺を見つめた。




コンコン


勝「おっはよ〜」


Jr.「「「「「「おはよー」」」」」」



大体、、２０人くらいの男たちがこちらに目を向ける。



璃「おじゃま、、します、、、」



さっきの声とは一変して消え入りそうな声でそう言った。


しーん、となる部屋に、この僕でさえ緊張した。



神「勝利〜、差し入れのチョコまじうまいの！！」


岩「桐山君がたくさん食べたけど〜」


桐「おまっ、、いいんですぅ。関西人はチョコないと生きられん」



神宮寺と岩橋と桐山君のおかげで笑いに包まれ


僕は自然とそのメンバーのほうへと向かっていた。



安「なんであの女連れてきたわけ？」


勝「家でAと２人きりにしたほうがよかった？」


安「それはだめ」



弟の俺でも驚くくらい愛されているA。



塚「ねーねー、勝利！Aのさ！クリスマスプレゼント考えてるんだけどね！！なにか欲しいもの言ってなかった！？」



すっごいボリュームで話してくる塚ちゃん。



風「俺はねー」


塚「お前じゃない！！！」


ふと部屋の端にいる君を見る。


俯いているけど、きっとあの目をしてる。


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