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車の中にいた私は、何か考え事をしていた。

 でも……気がついたら、寝ていた。

 家につくと、赤井さんが起こしてくれた。

 「楓!起きれるか?」

 ??

 私に何か用だろうか?

 なにかやらかしたか?

 用事は、杏の小屋を部屋の中に作ることだ。

 『はぁぁぁー。終わったー!これで一緒にいられるね〜杏!!』

 と、思ったときすでに杏の姿は、ここには無かった。

 あれ……?

 えぇー

 杏どこ?どこ?

 私が杏を探していると、赤井さんが杏を連れてやって来た。

 『どこにいたんですか?杏、探してたんですよ!』

 すると赤井さんが……

 「首輪をつけるために、捕まえてたんだ。」

 と、言ったため少し安心した。

 良かったァ。

 居なくなったらどうしようかと……なんてことを考えていると、背筋が凍りついた。

 縁起でもないことを言うのは、やめよう。

 当たってしまうと、最悪だ。

 赤井さんがカフェオレをいれてくれたので、一緒に飲んだ。

 こんな暮らしがいつまでも続けばいいとは思うが、そんな都合が良くは、いかない。

 このあと、悲劇が始まることを、まだこの二人は、知らない……。

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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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