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『で、何がしたいのですか?私の部屋の前で。』

 私はいつもより強めに言った。

 最近赤井さんの言う一言に、そこそこ腹が立つ。

 なんでいちいちちょっかいなんか出してくるんだろぅ?

 あっ、そうか!

 かまってちゃんなんだ。

 そう思うと、なんだか笑えてくる。

 「なにか、失礼なことでも想像していないか?」

 『いえ、そんな事は……』

 この男ときたら、たまに人の考えを読んでくるのが大変だ。

 『で、なんのようですか?』

 何度聞き返しても、まともに答えようとしない。

 幼稚園児かよ……

 すると、西鉄がやってきて無理やり赤いさんを連れて行った。

 これで一件落着。

 と、思いきや更に問題が増えるのが赤井家。

 「楓!」

 と、大きな声で呼ばれた。

 またなにか厄介事でも持ってくるのだろうか?

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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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