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キャンプから帰った次の日の朝。

 『おはよう御座います。』

 「あぁ、おはよう。」

 いつも以上に眠たそうな赤井さん。

 「悪いが今日は、買い物に行くぞ。」

 「ここんところ、スーパーに行ってなかったもんだから、なにもないんだよ。」

 『そうですか。それでしたら私が行きます。』

 『赤井さんが行くと、後始末が大変なので……』

 「そんなに俺と行きたくないなのか?」

 『滅相もない』

 「じゃあ決定だな。俺も行くからな。」

 そう言って、楽しそうに自分の部屋に入っていった。

 ……………。

 はぁぁぁー。

 何でいつもこうなるんだろう。

 今まで、沢山の人を論破してきた私でさえ、赤井さんを言い負かすことができない。

 いつが絶対に勝ってやる。

 そう決意したが、この決意は意味がなかったと言えるだろう。

 みんなが想像している通りだ。

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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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