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工藤新一……。

 『君、工藤新一だよね?』

 そう私が言ったとき、彼の目の色が変わった。

 すると、工藤くんが……

 「ま、まさか……僕の名前は、江戸川コナンだよ〜。」

 明らかに嘘っぽい。

 真実を明らかにするために、一緒に帰ることにした。

 一緒に帰る途中、江戸川君が話しかけた。

 「お前、黒ずくめの組織だろ?」

 その瞬間、背筋が凍った。

 なぜこの男にわかる?

 なにかバレるようなヘマをしたか?

 私は、その時理解した。

 普通の小学生なら、黒ずくめの組織の事は知らない。

 かつ、私を元黒ずくめの組織だということを見抜いた。

 ということは、江戸川コナンが、工藤新一だということを私にバラしたということと同じだ。

 その日、私は阿笠博士の家に呼ばれた。

 博士は、工藤君の良き理解者だという。

 そこへ行ったとき、思わずめをうたがった。

 私の育て親である、赤井がいた。

 なんで……?

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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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