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寒い寒い朝。

 私は世良を連れて買い物にでかけた。

 何を買いに行ったかって言うと、赤井さんのクリスマスプレゼントだ。

 赤井さんに渡すクリスマスプレゼントはもう決まっている。

 コップだ。

 この間西鉄がコッブを落として割ったときに思いついた。

 「なぁ、楓姉ちゃん。これからどこへ行くんだ?」

 『今から雑貨屋に行くんだ。』

 そう言うと、世良は納得したようにうなずいた。

 少し歩くと、雑貨屋が見えてきた。

 店の中に入って、一通り全て見てみた。

 その中で赤井さんに一番似合いそうなコップを買った。

 『今日はつきあってくれてありがとな。』

 私は世良をお繰り返して家に帰った。

 その日の夜。

 私は毎年恒例のクリスマスパーティーを赤井さんたちとやった。
 
 このクリスマスパーティーは、赤井さんの古からの知り合いが集まる。

 その中で小学生が一人。

 流石に浮いている。

 私はあの空気の中にいるのが嫌になって、バルコニーに出た。

 そこには、抜け出した人がもう一人。

 そのもうひとりとは赤井さんだ。

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作者名:妖狼 | 作成日時:2021年7月26日 17時

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