皆を救うヒーローに！（ヒロアカ） (ページ2)

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番外編　祖父の一言ページ2

私の家には、代々狼の個性をもったものが跡継ぎとされている。
　
　私は23代目である。

　家には、何頭かの狼と一緒に暮らしている。

　もちろん、そんな狼が町の中をうろついていては困るので、山の奥の奥のズーッと奥に住んでいる。

　技が出せるようになるために、毎朝４時〜１０時までは訓練。

　友達などいないので毎日狼と一緒に山の中を走り回っていた。

　父と母は、事故で死んだ。

　だから、祖父と祖母に面倒を見てもらうことになっていて、気づけば、毎晩祖父からヒーローの話を聞くことが、日課になっていた。

　「Aよ。ヒーローと言うものは、みんなから信頼される存在でなければならない。それはお前にしかできない。お前はヒーローになれる。期待してるぞ!」

　それは祖父の口癖で、祖父が亡くなる最期の言葉もそうだった。

　というわけでヒーローへの憧れが強くなったと同時にヒーローにならなくてはならないという緊張感も覚えた。