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「位置について、よーい、ドン！！」
なんて教師の掛け声とピストルの音が響いて
一気に走りだす子供達。
わーわーって子供も大人も
自分の組を応援して、盛り上がる。
慎太郎「青組行けー！！！そこそこ！赤抜けるよ！！」
隣で叫ぶ男もその一人。
自分だけ声がずば抜けて通ってるの多分気付いてない。
大我「行けるんじゃない？あ、転けた。」
反対隣には首、手首、足首に保冷剤を当てて
勝負を観戦する男。
璃空「よしよし。巻き込んで転んだのは良いよ。早く立ち上がった人の勝ち。」
後ろには「褒めるとこ違くない？」
と突っ込みたくなるような発言をする女。
頭上にはニッコリと顔を出している太陽が
私達をこれでもかと照らしている。
雨も振ることなく、青空広がる炎天下。
体育祭日和です。
A「陽良ちゃん何出るの？」
璃空「玉転がしと大縄飛び。良い感じに楽なの取ったって言ってた。」
A「姉妹考えることは同じだなぁ…。他の家族は？」
璃空「四方八方でビデオ回してる。」
ー大家族の唯一の利点だよ。
とか言ってる璃空。
なんと、今回の体育祭は、嬉野家全員参加です。
なかなか無いんだよ。
9人全員が外で集合してるところ。
もう、星5レベル。
で、小さい子を除いた6人で
色んな角度からビデオ回してるから、
あとで見返すのが凄く面白い。
聖凪「璃空〜。ママ居なくなった〜。」
そんな声が聞こえて4人とも振り返れば、
三男の聖凪くんが四男の乙都くんと
手を繋いで立っていた。
璃空「何？また余所見してはぐれたんじゃないの？」
聖凪「ママ連れてきて〜。俺ここでAちゃんと居るから。」
璃空「は、ふざけんな。自分で見つけられるでしょ。」
疲れたのか、フゥッと一息吐きながら
姉が座っていた椅子に座る弟。
手で押しやられ、仕方無く立った璃空は
そう言いながら落ち着きなく
ウロチョロしている乙都くんの手を掴む。
乙都「ねぇねぇあきらどこ！？つづらは！？よく見えない！！つぎ何のきょーぎ！？てかのどかわいた！！！」
璃空「うるさい黙れ。」
乙都「あ！じはんきある！！ねぇのどかわいたジュース買って！！オレンジが良い！」
聖凪「黙れや。」
長女が脅しても
全く気にしていなかった乙都くんだが、
聖凪くんに言われてようやっと黙った。
二人はよく一緒に居るから、
小さいなりに地雷が分かるんだろうな。
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Shiona(プロフ) - yuika.kさん» 遅くなりましたが、ありがとうございました(^-^)v ぜひ他作品でもお会いできることを願っています。 (2023年1月20日 1時) (
レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - 菫さん» 遅くなりましたが、いつもありがとうございます。他作品でもよろしくお願いします。 (2023年1月20日 1時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
yuika.k - お疲れさまでした！結構悲しいですけどこれからも素敵なお話待ってます！投稿、執筆大変だとは思いますが頑張ってください！ (2022年12月4日 21時) (レス) @page36 id: 34a09719e0 (このIDを非表示/違反報告)
菫(プロフ) - 本編から番外編までお疲れ様でした！完全完結は寂しいですが、また他の作品でお世話になりますー！完結おめでとうございます！ (2022年12月3日 23時) (レス) id: a9a6cb0fc5 (このIDを非表示/違反報告)
Shiona(プロフ) - miyaさん» そう言って頂けて嬉しい限りです。番外編もこのお話で最終話となりますので、どうぞ最後まで楽しんで下さい。ありがとうございます(*^^*) (2022年12月2日 23時) (レス) id: 146bf73b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiona
| 作成日時：2022年9月24日 22時
