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side.YT
動くたびにふよふよと揺れるネイビーのポニーテール。
「ヌナ、離れちゃダメだからね。」
「まーたそうやって迷子みたいな言い方するじゃん。」
「あながち間違ってないだろ、笑」
「どこか行くときはちゃんと誰かに言うんだよ〜」
赤いジャージに身を包んだ彼女は楽しそうに客席を見渡しては揺れるネオングリーンに手を振ると、それは歓声とともに一層光り輝いた。
〈めっちゃわくわくする！〉
〈わくわくすんのはええけど、ふらーっと勝手にどっか行ったらあかんで〉
〈わかってるってば、！なんか最近の悠太くんドヨンみたい〉
〈小言モンスターと一緒にせんとって、笑〉
〈ふふ、笑〉
心配しすぎじゃん笑と笑いながら言うけど彼女の自由奔放な行動のせいで何度心臓が縮み上がったか本人は知る由もない。
普段は聞かれない限り自分からこうしたいだとか言わない彼女が珍しく口にしたのは「応援だけでも良いからアイドル運動会に出たい」というものだった。
デビューしてから上からの指示でこう言う類のイベントにはほぼ不参加だった彼女。
何を企んでいるのか知らないけどなぜか今回は彼女の要望に上が首を縦に振ったらしい、どう言う風の吹き回しなんだろう。
無事に俺らの公式応援団(？)として一緒に来たAはいつもよりもご機嫌でシズニにぶんぶんと手を振っていた。
「A、始まるよ行こう」
「あ、うん。」
アーチェリーの弓を持ったジャニが彼女の手を引いて歩き出す。一応公式応援団らしいので近くの椅子に座って応援するらしい。
「ヒョン、そんなに手がっちり掴まなくても私どこにも行かないよ、笑」
「それはどうかな〜？いつもそう言ってどっか行っちゃうのどこの誰だろう〜？笑」
「大人しく掴まれてな〜笑」
同じくアーチェリーに参加するドヨンに少しあやされた彼女は少しむすっとした顔で、ドヨンアが言うとなんかムカつく。と相変わらずの様子だった
「じゃあ俺観客席で応援してるね。」
「ユタヒョン後でサッカーの応援行くから！」
「おーおー来いよ〜、笑」
またご機嫌そうに手を振る彼女に手を振り返して歓喜客席へと歩き出した。
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ミクロ(プロフ) - 久遠さんもう何周目かってぐらい読んでます！twitterの方も楽しく読ませてもらっています！大好きです。 (7月30日 0時) (
レス) id: 7cb95ac312 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - ぺこさん» わ！本当だありがとうございます！ (2021年12月27日 7時) (レス) id: c305cae8a2 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 韓国語の部分がソロじゃなくてスルになってます！！アテラのどうでしたか〜のツイートです！ (2021年12月27日 6時) (レス) @page20 id: f5b3ab7103 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：久遠 | 作成日時：2021年12月15日 4時
