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「ちょっと、？今失礼な事考えてない？」
「ふふっ、いや？そんな事ないよ？ヒョン可愛いなって笑」
「俺割と勇気振り絞ったんだけど、？」
「わかってるよ笑、じゃあ、」
と言って立ち上がり、テーブルの上の紙袋を取ってソファに戻る。
彼が期待の目で見ている中紙袋から植木鉢を出すと、彼の目はより一層輝きを増した。
「おわ、…」
「誕生日おめでとう、テイリヒョン。」
両手で大事そうに受け取った彼は、360°全方向からまじまじと花を眺めては、すごい綺麗…と呟いた。
「２３人分やるのしんどくない？」
「ううん？私何かをプレゼントするのが昔から大好きだから」
依然として花を眺めながら、心配そうに聞いてくる彼はやっぱり優しい。
「そっか、じゃあAの誕生日は盛大にしなきゃね。」
「えっ、なにヒョン何かやってくれるの？」
「んーー？秘密、笑逆に何かやって欲しいことある？」
「んー、…あ、テイリヒョンの作ったホットチョコレート飲みたい。」
先程まで浮かんでいたマシュマロはとうに溶けていて真っ白な泡がチョコレートを覆い尽くしていた。
「そんなことでいいの？」
「うん、それがいい」
驚いたように目を開く彼を横目に、ちょうどよく冷めたホットチョコレートに口をつける。
彼もまた、植木鉢を隣に置いて白くなったホットチョコレートを飲むと甘いね、笑なんて言って笑った
「Aの頼みなら聞かなきゃなあ…、誕生日までにホットチョコレート練習しとくね笑」
「楽しみにしてるね、ヒョン笑」
花とチョコレートの香りが混ざる昼下がり。なんとも言えない幸せを感じながら、また一口飲む。
やっぱり、甘い
6/14 誕生花 ブルースター
【幸福な愛】
モミジアオイ
【温和】
HAPPY BIRTHDAY TAEIL.
穏やかで優しい貴方、いつまでも幸せでありますように。
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作者名：久遠 | 作成日時：2021年9月23日 10時
