NCTの女神 (ページ30)

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Birthday celebration story of JOHNNY

《誕生日の花、楽しみにしてるね。》

ジャニヒョンにそう言われたのがつい３日前。

チソンの時もそうだったけど、私が誕生日に花を贈ってるのをメンバー達も知りつつあるようだ。
メンバーの中でも特にジャニヒョンは花とかそう言うロマンチックなものが好きみたい。

他のメンバーみたいに「嬉しがらなかったらどうしよう」とか「重いと思われないかな…」とかそう言うことも今回は考えなくて良さそうだ。

〈あれ、A〉

〈悠太くんだ。〉

〈なにそれ。〉

〈ん？花だけど？〉

そんなの見ればわかるんだわ、と心底怪訝そうな顔で言ってくる悠太くん。
ジャニヒョンの誕生日プレゼントだよ。と言うとなるほど、と納得したように頷いた。
その直後、また考え込むように頭を捻り始めた悠太くんが口を開いた。

〈なに、お前知らないの？〉

〈何が？〉

〈ジャニ花嫌いらしいけど〉

〈まじ？え？まじで？〉

〈まじ。この間、お前がルーカスとドヨンとチソンの誕生日に花あげたって話したら、でも俺花苦手なんだよなって言っとったけど。〉

そんなはずはない、だってこの間楽しみにしてるって言ってくれたし…！それはない！
まて目の前にいるのは嘘製造機中本悠太だぞ。落ち着け私、ジャニヒョンの楽しみにしてるねって言う言葉を信じるんだ。

〈ダウト！嘘だ！ジャニヒョンに誕生日の花楽しみにしてるねって言われたもんね！！〉

〈うわ、バレた〉

〈悠太くんほんと性格わる！！〉

びっくりさせないでよ！と言うとけらけら笑ってる。奥にいるジェヒョンが不思議そうな目でこちらを見てくるのが横目で見えた。

〈てか、わざわざ楽しみにしてるなんて言ってたんやなジャニ。〉

〈うん、ジャニヒョンってロマンチックなの好きそうだから花とか好きそうだしちょっと気が楽〉

「何してんのー」

後ろからかけられた声に振り向くとニコニコしたジャニヒョンが立っていた。
ひえっ！と間抜けな声が出て前を向いた時には時すでに遅し、持っている花をまんまと見られてしまう。

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