ｿﾉ38 ページ3
「うぅ…」
霧野から逃げ、サッカー棟を飛び出し、私は学校の端っこあたりに向かった。
そして、今は茂みの中に隠れてぶつぶつ独り言をつぶやいていた。
「なんでっ_____」
…なんで…
私はこんなに動揺してしまうんだろう。
今まで、女子校にいたからかな…
男子と、あんまり話すこととか無かったし。
でも…
おかしいんだよなぁ…
「浜野君とかと話す時は、ふつー、なんだよ、、、」
別に、彼等だったらいつも通りに話せるけど
霧野君と、話すってなったら…
「おかしいんだよ…」
身体中が熱くなって、
霧野君の顔が、よく、見られなくなって_____
「意味わかんない…」
私はそう呟いて、手で顔を覆った。
あぁ
また、熱くなってる…
なんかの、病気なのかな…
「…はぁ…」
始めてのことで、よくわかんない…
…あ…
もしかして…
これが…
「……Aっ‼」
「ふぁぁぁっ⁉」
「何がふぁーだよ」
突然上から降って来た声。
私が、今まで考えていた男の子の物だと、すぐにわかった。
「霧野…君」
「何してんだよ、ここで。」
「霧野君こそなんでわかったの、私がここにいるって」
「Aを探してたから。」
真顔で応える彼の顔。
あぁ、駄目だまた顔が火照る。
「そーゆーことじゃなくて…
いいから、1人にさせてよ…」
「何、さっきの事、怒ってんの？」
さっきの事って…
あー、サッカー棟から逃げた時のことかな。
あれは…
怒ってんじゃなくて、
自分でもわかんないうちに逃げたの‼
(なんて言えない…)
言えるわけ無い…
「怒ってない‼」
「はいはい、俺が悪かったよ。」
「……⁈」
彼は、私に謝りながら
私の頭に手をポンと置いた。
「……ぬ…ぅ」
私の体が緊張してる。
熱があるんじゃ無い？って位顔が熱くて
変になりそう…
やっぱ、霧野君といる時だけは違うや_____
「わかった！わかったから！
行くよ…」
「お、
ほら、早く行くぞ。」
また、優しい彼の笑顔に
一つ、ドクンと心が跳ねた。
[ﾓｼｶｼﾃ_____]
[_____ｺﾚｶﾞ、恋_____?]
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東堂 莉愛 - 更新がんばー！こんな 小説かけるなんて！ 羨ましいー！ 私も小説書いてるんでーす！ (2015年6月7日 10時) (
レス) id: d454bba793 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私の求めてた小説！！書いてくれてありがとうございます(*^^*)更新待ってます 無理せず頑張ってください！ (2015年5月13日 22時) (レス) id: dc1c39bc0d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 続きが楽しみです！更新頑張ってください☆ (2015年5月4日 19時) (レス) id: dbb9de5c35 (このIDを非表示/違反報告)
ななか - 面白いですね！これからも応援しています！がんばってください (2014年12月23日 14時) (レス) id: 7bcb8456c0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羽 - 霧野かすごいかっこいいです！！更新頑張ってください！応援してます！更新待ってます！ (2014年10月23日 5時) (レス) id: 7d4569a410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹乃 | 作成日時：2014年8月27日 23時
