ｿﾉ46 ページ11
つぎの日、
私はいつもどーりに学校へ向かった。
自分の席に座り、きょろきょろと辺りを見回す。
今は7時ジャスト、勿論教室には一人だけ…
｢雪いない…。
良かった。｣
｢え？何がよかったってぇ??
ねぇ、Aちゃん？｣
…じゃなかったんだよこれが。
椅子から落ちそうになる位に驚く。いや、落ちたけどさ。
だって
まだこんな早朝、誰もいないと思ってた。
ほんとに、誰も…
｢ゆ、雪…｣
振り返ると、ニタニタとした笑みを浮かべた雪と目が合う。
雪は私の椅子に座り、足を組んだ。
私は抗議することもなく、立ち上がってスカートのホコリを払う。
…手が震えてる。
｢やだなぁAったら。
昨日感動の再会を果たした２人なのにぃ。｣
｢な、何が感動よ。馬鹿言わないでよ!!
私の心を蝕んで壊してバラバラにしたのはあんたじゃない!!
もう私はユリシアから出ていった。あなたとはもう関係はないの!!｣
近くにあった机を思いっきり叩く。
鈍い音がして私の手にも痛みが走る。
でもあいつは、雪は笑ったままだ。
｢何怒ってんだかぁ。雪ちょっとわかんないなぁ。｣
｢とぼけないでよ！｣
｢あーもー、うるさ。
そんなに知りたいの？私がここに来た理由。勿論、あんたを潰すためよ。｣
急に雪の形相が変わる。
あの時見た顔と同じ顔をしていた。
悔しいけど
私は、まだ、怖いと思ってしまう。
｢逃げられると思ってんじゃないわよこのクソ女。雪に散々酷いことして庶民校に逃げるなんてふざけんな。ぜってー許さねぇよA。このあたしがあんたを潰してボロボロにしてあげるから。｣
私の胸ぐらを掴んで鬼の様な形相で私の目を見つめる。
私はまた
何も言えない。
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東堂 莉愛 - 更新がんばー！こんな 小説かけるなんて！ 羨ましいー！ 私も小説書いてるんでーす！ (2015年6月7日 10時) (
レス) id: d454bba793 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 私の求めてた小説！！書いてくれてありがとうございます(*^^*)更新待ってます 無理せず頑張ってください！ (2015年5月13日 22時) (レス) id: dc1c39bc0d (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - 続きが楽しみです！更新頑張ってください☆ (2015年5月4日 19時) (レス) id: dbb9de5c35 (このIDを非表示/違反報告)
ななか - 面白いですね！これからも応援しています！がんばってください (2014年12月23日 14時) (レス) id: 7bcb8456c0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羽 - 霧野かすごいかっこいいです！！更新頑張ってください！応援してます！更新待ってます！ (2014年10月23日 5時) (レス) id: 7d4569a410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹乃 | 作成日時：2014年8月27日 23時
