Ｊ (ページ12)

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私がリビングに行くと

タバコを持ってベランダに出ようとしていた

ジンくんに、はいと灰皿を渡す。

「どしたの？これ？」

A「ベランダ寒いだろうから買ってきたの」

「ふーん。気がきくじゃん」と言って

換気扇の下でタバコに火をつけた。

タバコ吸ってるとこみるの初めてだな、、

タバコまでオシャレに見せちゃうあたり

やっぱジンくんってかっこいい。

私がずっと見てると

「なに？吸いにくいんだけど」と

言われたから急いでテレビに目を向けた。

なにしてても見たくなる。

次いつ会えるかなんて分からないから

1分1秒無駄にしたくないんだ。

タバコを吸い終えたジンくんがこっちにきて

ソファーに座った。

A「ねーね、気になってたんだけどさ」

A「なんでいつもマスクしてんの？」と

私が尋ねると

「俺有名人だからさ」と笑って私に言ってきた

ジンくんの事軽く知ってきたとは言え

仕事をなにしてるかも分からないし

どこに住んでるかも分からないし

謎だらけなのは確か。

A「なら、お仕事なにしてるの？」

「なにしてると思う？」

A「ヒントちょうだい！」

「ヒント？ぜってぇお前分かんないよ」

A「やってみなきゃ分かんないじゃん」

ヒントをお願いしても教えてくれる気配ぜろ。

そんなに言えない職業なの？

まさかとんでもない悪い仕事？

たしかに悪い顔してるし、、。