2 ページ5
「キミは小瀧くんの親かな?」
「えー…せめて兄くらいにして欲しいッスね」
にやにや笑って返してくる。うーん。この子、見た目のわりにちゃんと返し出来るな。こんな感じやったら、舞台中にアドリブとかもできるんちゃうかな?
舞台での絡み方を考えていると、黒崎くんは嬉しそうに話しかけてきた。
「望はまだちっさいですけど、きっと男前になりますよ」
「へー…まあ、かわいらしい顔してるしな」
「…そのうち身長も伸びて、映画とかにも出ちゃいそうで」
「おぉ、どしたんや。親バカか?」
くすくすと笑いながら、俺の方をスっと見据えてくる。この子の方こそ男前やな。身長も俺と対して変わらんし。
「照史くんとも強い『縁』を結びそうですから。どうぞよろしくお願いしますね」
一瞬、カチと何かが重なる音がした気がした。
え、と思う間に、黒崎くんは淳太くんと小瀧くんの方を向いて、サインを貰えたのか聞いている。
「ありがとうございます淳太くん。のん、お礼は言うた?」
「ちゃんと言うてるわ!子ども扱いせんといて!!」
「ははは、これからよろしくな」
なんだろう。この2人がいることで、なにかが良い方向に変わるような気がしてきた。
この夏から、少しずつ変わっていけば。俺らの夢も叶うのかもしれない。
―――――――――――
橙「あの時、お前がまだ高校生やったことも驚きやな」
黒「えー?いくつに見えたん?」
橙「俺より年上。淳太くんと同じくらい」
黒「まーじーかー」
橙「あと、Aが言ってた『縁』も出来て良かったなって思うてるよ」
黒「……なに照史くん、デレ期?デレ期きた??」
橙「お前のそういうメンドクサイ所は嫌いや」
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一華(プロフ) - つーじさん» コメントありがとうございます。生まれ年間違っています!気が付いてくださって、ありがとうございますm(_ _)m入力ミスでした… 今後ともよろしくお願いいたします。 (2018年5月18日 20時) (レス) id: 5bd947b7e6 (このIDを非表示/違反報告)
つーじ(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく読ませていただいてます。クロくんの生まれ年なのですが、91年生まれならしげより年上だと思いますが…92年表記の間違いでしょうか? (2018年5月18日 17時) (レス) id: 28ca23d903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ - いえいえ〜これからも頑張ってください! (2018年5月1日 21時) (レス) id: 85263566b6 (このIDを非表示/違反報告)
一華(プロフ) - ゆいこさん» 誤字ですね…教えていただきありがとうございますm(_ _)m修正いたしました。投稿した本人が気付いていなかったので、教えていただいて助かりました…本当にありがとうございます! (2018年5月1日 19時) (レス) id: 5bd947b7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ - これぞ日常のとこの二人とも聞いてても〜という濱ちゃんのセリフってのんちゃんではないですか? (2018年5月1日 18時) (レス) id: 1cc38d0c8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:一華 | 作成日時:2016年8月30日 20時