つづいて第二歩 ページ4
side ORANGE
毎年恒例、関西Jr.夏の舞台が始まる。
今日は打ち合わせ初日。今まで舞台を作り上げてきた仲間と、新しく入ってきた子達との顔合わせでもある。
「今年はどんな子がおるんかな〜」
「ふふ。照史、ちっさい子好きやもんな」
ふわ、と笑う相方は、さっきまで台本を読み込んでいた。
ごめんなさいねー。俺が読めへん漢字にフリガナふってもらっちゃって。
気付けばゾロゾロ、会議室にジュニアが集まってくる。いつものメンバーには軽く挨拶しつつ、新しい子達とも初めましてと声をかける。先輩だらけの空間で緊張してるから、これでリラックスしてくれたらえぇなあ。
「あ、あの！！」
2人で台本の確認をしていると、かわいらしい緊張した声が響いた。
声のした方を見ると、ガチガチに緊張した小学生くらいの子と、その後ろにえらい大人っぽい人が立っている。2人とも今まで見たことない子だから、新しいジュニアだろう。
「ぼく！小瀧 望って言います！よろしくお願いします！！」
「俺は黒崎Aと言います。どうぞよろしくお願いします。」
「は、はぃ！桐山 照史です！こちらこそよろしくな！」
「中間 淳太です。一緒に頑張ろうな」
サイズも態度も両極端な2人に驚きつつも挨拶を返す。なにこの子ら、めっちゃオモロいやん。
「あの、中間くん！！」
「うん？」
「ぇっと…あの……サイン、ください!!!」
耳がビリビリするほどの大声。え、こんな小さい体でこんなおっきい声でんの？！
あまりの声にほかの人たちも思わずこちらを見る。
「……俺のでえぇの？」
「はい!!中間くんのが欲しいんです！」
キラキラした笑顔で淳太くんを見つめる小瀧くん。ええなー純粋やなー。淳太くんもなんか照れてもうてるし、この空間マイナスイオン出てるんちゃうか。
その2人を微笑ましい顔で見ているのが、先ほどから小瀧くんの後ろで控えている黒崎くん。もうその表情は親やで。
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一華(プロフ) - つーじさん» コメントありがとうございます。生まれ年間違っています！気が付いてくださって、ありがとうございますm(_ _)m入力ミスでした… 今後ともよろしくお願いいたします。 (2018年5月18日 20時) (
レス) id: 5bd947b7e6 (このIDを非表示/違反報告)
つーじ(プロフ) - こんにちは。いつも楽しく読ませていただいてます。クロくんの生まれ年なのですが、91年生まれならしげより年上だと思いますが…92年表記の間違いでしょうか？ (2018年5月18日 17時) (レス) id: 28ca23d903 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ - いえいえ〜これからも頑張ってください！ (2018年5月1日 21時) (レス) id: 85263566b6 (このIDを非表示/違反報告)
一華(プロフ) - ゆいこさん» 誤字ですね…教えていただきありがとうございますm(_ _)m修正いたしました。投稿した本人が気付いていなかったので、教えていただいて助かりました…本当にありがとうございます！ (2018年5月1日 19時) (レス) id: 5bd947b7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ - これぞ日常のとこの二人とも聞いてても〜という濱ちゃんのセリフってのんちゃんではないですか？ (2018年5月1日 18時) (レス) id: 1cc38d0c8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一華 | 作成日時：2016年8月30日 20時
