【鬼滅の刃】彼氏は遊郭の常連らしい【伊黒小芭内】

常連八名 ページ10

No side





「えぇ‼伊黒さんと二週間接触禁止⁉」






その後伊黒と別れた胡蝶らは、誓約書について説明を行うためにAの屋敷へと赴いた






胡蝶「そうです。


この事はもう伊黒さんにも伝えてあります」





「えぇ〜、そんな勝手に〜…」





胡蝶「…何も相談無しに決めた事は謝ります。



けれど、Aさんが辛い思いをしているのに、



友人として何もできないのは…とても辛くて…」






そう言い胡蝶は悲しそうな表情を浮かべる





それを見てAは何も言うことができなかった






「も〜、これからは相談してよね‼」






胡蝶「…ありがとうございます」





「で、なんで二週間接触禁止なの？」





甘露寺「それはね‼伊黒さんを反省させるためよ‼」






「？反省させるため？」




甘露寺「そう‼Aちゃんとの接触を禁じて



いかにAちゃんが大切か改めて判らせるの‼」







と、口では言ってはいるが少し事実は異なる






二人は伊黒にとってAが





“どれほど大切な存在であるか”







それをわかりきっている








だからこそ、彼にとって一番大切な彼女を奪う事で







今回の罪を償ってもらうという魂胆なのだ








「えぇ〜、伊黒さんは平然としてそう〜」






胡蝶「そんな事ないですよ、きっとAさんの



大切さを改めて理解してくれますよ」







「そうだといいんだけどな〜





あっでも私が耐えられない時はどうしたらいいの？





どうしても伊黒さんに甘えたい〜って時‼」








その質問に対し、二人は待ってましたと言わんばかりに喜びの笑みを浮かべる







胡蝶「その時は、私達のところに来てもいいですよ」






甘露寺「Aちゃんなら大歓迎だよ‼」






「えっ、ほんと？



じゃあ二人に甘えちゃおっと‼」








ここまでが胡蝶らが企てた策略





二週間接触禁止





これにより




伊黒に対し1番な苦痛を与えることができ





自分達とAが一緒にいる時間も増える





まさに一石二鳥






















伊黒はまんまと二人の罠にかかったのだ

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