白銀少女【ワンピース】 (ページ35)

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＂パパ＂ページ35

『………あれ！トラファルガーがいない！

てゆうか＂冥王＂！？』

なんてこった

兄ぃと話し込んでたら行っちゃったよ

…まだ、シロクマちゃん触ってなかったのに！

いやいや、それよりも何故冥王が…

「む…？おお君はシャボンディ諸島であったな

トラファルガー・ローの一団なら先程島を出たぞ」

『えぇ…うそ～…』

全く…兄ぃったら話が長いのよね

「……ふむ…」

『？』

「君…もしやハリーの娘ではないか？」

………！

『…パパ…！？パパのこと知ってるの！？』

「ああ、勿論知っている

ハリーとは旧友だったからな」

正直、冥王とパパが知り合いな事にさほど驚きはない

なにせパパはゴールドロジャーと繋がりがあった事を何度か話してたから

かなり親密そうだったから、冥王と知り合いであってもおかしい事じゃない

そんな話を聞いてから、わたしは＂海賊王＂のクルーに聞きたい事があった

『じゃあ、パパは……』

「え～～～～！！？

レイリーのおっさん！！？」

『！！』

……遮られた

麦わらめ、さっきまで暴れ回っていたのに

ま、別にすぐ知りたい答えじゃないからいっか

「おお！ルフィ君早速会えてよかった」

「何でこんなとこにいるんだ？？

おれ今からビブルカードでシャボンディ諸島に行くつもりだったんだ

みんなは！？」

「いやあまだ集まってはおらんだろう…

私のビブルカードはシャッキーに渡してきた

でなければ私が自由に動けんからな……」

『……？ジンベエ……？』

麦わらを背負ってきたジンベエが小刻みに震えている

どうしたんだろ

「＂冥王＂レイリー……本物か……！！驚いた」

あ、なんだそっち

『ホラ、麦わら

この帽子、大切なもんなんでしょ？』

「お！ありがとな

……あ！お前、シャボンディ諸島の！」

『そーよ今気付いたの？』

目覚めたばっかりだからしょうがないわね

「…お前さん…確か＂銀狼＂と一緒におらんかったか？

ぼんやりだが、お前さんの兄が助けてくれたのを覚えている……

近くにいないようだが……」

ジンベエがキョロキョロと辺りを見回す

『………え、あ、兄ぃの事！？』