笑顔に咲く

#19 （内容変えてます） ページ25

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いよいよ、レベル再評価に向けての練習がスタート。
Aが所属するＤクラスでは自主練習が行われていた。




「りーぷはいめっちゃ楽し〜！！」

舞優「Aちゃん覚えるのはやいね」

「小さい時から動画見て真似して踊っとったけん、振り入れは早い方なんかも…？」

舞優「そっかぁ、すごいなぁ。」

「全然すごかないよ！技術面はまだまだだし。ほら、舞優ちゃんも一緒に踊ろ！楽しいよ！」

舞優「私まだ全然覚えられてなくって」

「だ〜いじょうぶ、踊ってたら勝手に覚える！」

舞優「そうかなぁ？」

「そうそう！」

栞月「あ、私も混ぜて！」

「いいよいいよみんなでやろ〜う」




ＤクラスにとってAは太陽のような存在であった。

あとひとつ落ちてしまえば落第のＦ。Ａの背中は遥か先。落ちるわけにはいかない、どうにかして這い上がらなければならない。そんなＤクラスには、評価に納得のいかない者、悔しさをにじませる者、自信を失くしてしまった者たちがおり、どことなくネガティブな感情が漂っていた。




「隊列組んでプロっぽくやっちゃおうよ」

千陽「センターはAね」

「千陽姉さんの命ならなんなりと」

千陽「私が怖いみたいな言い方やめて〜」

「んへへっ」



そんな雰囲気をものともせず、生き生きと可愛らしい笑顔で歌とダンスを楽しむA。

喜びや楽しさを全身で表現するAを見ていると、周りの練習生たちも自然と笑顔になってしまう。そんな笑顔に吸い寄せられるかのように、彼女の周りにはいつも練習生たちが集っていた。




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梨乃「おらぁぁ」

「うおぁぁ」


やや乱暴に開かれた扉の先には、ダンストレーナーの仲宗根梨乃。
練習生たちにとって初めてのダンスレッスンが幕を開ける。




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〈 インタビュー 〉


「梨乃さんお団子２つでべりーべりーきゅーとでした！私も梨乃さんみたいになれるように真似しようと思いました。明日の私はお団子Aちゃんです。」

「あ、あと梨乃さんのつなぎ可愛かったのでクラスつなぎ的なの作ってもらえたり…？」




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〈 SNS 〉


@xxx
常に練習生の中心にいる感じ、ほんとに陽属性すぎる


@xxx
AAおもしれぇ女すぎてしんどい大好き


@xxx
クラスつなぎが欲しくてスタッフに直談判するAたん
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@xxx
時期的に暑いだろうよ




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