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カエラ「じゃあレベルを決めますので少々お待ちください」
カエラさんの声を合図に、トレーナーのみなさんが円になって話を始める。楽しければオールオッケーを掲げてはいるものの、他者からの評価は気になってしまうもので。気にしてないふりをしつつも耳をすませてみたり。それは妃那や和も同じようで、なんとなくそわそわと落ち着きのなさを感じていた。
未経験の私はプライドを持てるレベルにないし、Ａクラスになったところで置いてけぼりにされるだけだ。だからＢでもＣでも、いっそＦでもどこでもいいやなんて思っているわけであるが。妃那や和はそうもいかないだろう。歌でもダンスでも自分のスタイルを持っていて、自信もプライドもあって、Ａしか見ていない。
過ごした時間はまだまだ少ない。それでも、2人から放たれるエネルギーを十分すぎるほどに浴びてきた。上だけを見て自分を高めていく姿は、言葉には表せないほどかっこよくて。私とは違うななんて、ちょっぴり落ち込んだりもした。
「なごちゃん、妃那ちゃん、手繋ぎたい。」
妃那「なあに、緊張してる？」
「んー、そうかも」
和「はいっ」
両隣から差し出された手。ゆっくりと握りしめれば、優しくて大好きな温もりが流れ込んできた。
「練習生になったら、練習生になったら、ともだち100人できるかな♪」
繋いだ手をゆらゆらと揺らしながら、小さな声で口ずさむ。
「100人で食べたいな、富士山の上でおにぎりを♪」
妃那も和も驚いたような表情を浮かべていたけれど、すぐに笑顔になった。
「ぱっくんぱっくんぱっくんと〜♪」
2人にとって、満足できる評価がもらえますように。
＿＿＿＿＿＿＿
YUMEKI「では、発表させていただきます。」
「まずはＡ、いません。続いてＢ、いません。」
簡単にＡをとれるような場所ではないと分かっていた。分かってはいたけれど、隣の2人を見るのが怖い。今、どんな思いなんだろう。悔しいのかな、悲しいのかな、それとも前しか見てないのかな。今ここで、最低でもＢにならなければＡになることはできないのだろうか。飛び級、ないのかな。
YUMEKI「続いてＣ、妃那、和。」
「続いてＤ、A。」
この後、妃那と和にどんな言葉をかければいいんだろう。そんな考えばかりが頭を巡っていて、梨乃さんの講評はいまいち聞こえていなかった。
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ｺｺﾛ(プロフ) - いつも楽しく見てます！私は田中優希ちゃん北里理桜ちゃん推しなのでこの2人との絡みも書いてくれると嬉しいです💖 (4月5日 9時) (
レス) @page23 id: ce977f6184 (このIDを非表示/違反報告)
レナナミル♪(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいてます！私は石井蘭ちゃんと飯田栞月ちゃん推しなので夢主ちゃんと絡ませて欲しいです！！！よろしくお願いします (3月20日 15時) (レス) @page23 id: 147b0d638a (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！私のワンピクは石井蘭ちゃんなので主人公ちゃんとの絡みがあったら嬉しいです！これからの更新も心待ちにしてます>_<♡ (3月5日 18時) (レス) id: cd7c74c237 (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり(プロフ) - 日プマンネ最高です！！♯1から可愛くて周りにおにぎり飛んでるの可愛すぎます♡ これからも楽しみにしてます！ (2月26日 12時) (レス) id: f12a74fee1 (このIDを非表示/違反報告)
さー(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！ニヤニヤしながら読んじゃったり、何回も読み直したりと、もうハマっちゃってます笑お話楽しみにしています！ (2月15日 22時) (レス) @page23 id: 1f3051808d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2024年1月24日 3時
