【FAIRY TALE】君の隣に立つために２ (ページ33)

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純血な悪魔（ブラッドデビル）討伐作戦９ページ33

村人の言葉に、ラクサスはA達に連絡をとる。

その頃A達は本部の近くで待機をしていた。

A「ラクサス？！何かあった？！」

ラクサスからの連絡にみんなの緊張が走る。

ラクサス「下手したら村人も魔道士みたいだぜ！宿屋の親父・・・・ここにいる・・・・村人全員人質らしい。村長が言うから間違いねぇ！！」

ジュラ「なっ！て言うことはこっちの作戦は筒抜けということか！」

エルザ「だが、今更、作戦変更もできまい！！・・・・」

ラクサスの言葉に、皆が驚きを隠せないでいた。

A「・・・・僕が一度村に戻ります！」

ラクサス「おいっ！！村は大丈夫だ！村人が自分達で追い出すってよ！まぁこっちは一応、評議院からの魔導部隊もいるしよ！ミラに一緒に行ってもらう！！だから・・・・お前らは本部にそのまま乗り込め！どうやらこっちはメインの登場みてぇだ！終わったらすぐにいく！」

そう言って、ラクサスは連絡用ラクリマを切った。

A「宿屋の主人まで敵だったなんて・・・・もう僕は怒ったよ・・・・・我が名のもとに、召喚に応じよ！！ゼウス！！ムーン」

滅多に怒りを表すことのないAからは、凄まじい魔力があふれ出ていた。

エルザ「！！A！！落ち着け！」

エルザが、落ちつかせようとするが、

A「エルザ！止めないで！許せないんだ！捕まっている人たちがどんな思いをしているのかわからずに、しまいには村人のふりをして！大丈夫！少し弱まらせるだけだよ！あとは村人達が自分達で追い出せばいい。でも！ヨルガンだけは絶対許さない！」

ムーン「はいはーい！ムーンちゃんだよー・・・・って・・・・これはこれは・・・・」

ゼウス「我が名はゼウス！叡智の神なり！フハハ！・・ワシを呼び出すとは珍しいな！・・・・なるほど・で誰だ？こいつを怒らせたのは！・・・・まぁいい！ワシが手足となろう！！」

ムーンはAを見て少し焦り、ゼウスは動じることなく凄まじい魔力を放っていた。

ジュラ「ゼウス！！・・・・またこれはすごい精霊をお待ちであるな！」

A「ムーン・・・・村に戻り、魔道士どもの魔力を封じろ！あとは村人達の助けをしろ！ゼウスは・・・僕の手足となれ！」

ムーン「えぇ！ご主人様の仰せの通りに！！」
ゼウス「ンフハハハ！！わかった！主！そなたの思う意思のままに！」

そうしてムーンは村へともどっていった。