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One parting〜一つの別れ2〜 ページ16

そうして、黙々と、リサーナのお葬式が執り行われた。


ギルダーツ「しかし・・・仲間の死ほど悲しいものはねぇ・・・・・」

ラクサス「あぁ・・・・・」

エルザ「私はもうこんな悲しい思いはしたくない。」

A「・・・・アラベル大丈夫かな・・・・リサーナって、僕たちが守るって誓った子にどこか似てたんだ・・・・・・・もう・・・誰も悲しい思いをさせないように、もっともっと強くなりたい!みんなを、小さい時に誓った子を守れるように!」

エルザ「・・・・そうか・・・・似ていたのか・・・・」

ギルダーツ「そうだな・・・・オレもみんなを守れるようにもっと強くなるか!」

ラクサス「おっさんは十分強ぇーよ!」


みんなが悲しみで涙を流す中、4人は心に誓った。

もう悲しみの涙など流させまいと。

そして、体のない棺が、土の中へと埋められた。


A達はミラの側へと向かった。

エルザ「・・ミラ・・エルフマン」

ミラ「・・・うぅぅうっ!・・・エルザぁ・・・ラクサス・・・ギルダーツ・・・Aーー」

ミラはAの胸に顔を埋める。

A「なんで僕・・・・まぁいいけど・・・ミラさん・・・・こんな時は我慢せずに泣いていいと思うよ。」

Aの言葉に、ミラは我慢していたのか、なにかが切れたように、声をあげ泣いた。

ヴィーナス「リサーナさん・・・・私、あなたと仲良くなれて本当に嬉しかったですのよ。もっとあなたとお話してみたかったです。私に色んな事教えていただいてありがとうございました。安らかにお眠りくださいな。」

ミラ「ヒック・・・・ヴィーナス・・・・ありがとう・・・うぁあああぁん!!」

ウルフマン「うぉぉぉぉー!リサーナ!!」

こうして、リサーナのお葬式も終わり・・・ギルドに戻る者、リサーナのお墓の前で悲しむ者・・・・それぞれ、思いを胸に、動き始めた。

エルザ「・・・・A・・・すまんが・・・」

A「・・・エルザ・・わかってる。ごめん・・ミラさん・・・・」

Aはエルザにいわれ、ミラを、引き離す。

ラクサス「すまねぇミラ。オレ達は今すぐにでもクエストに戻らんなきゃならねぇんだ・・・・」

ギルダーツ「すまんな・・もっといたかったんだが・・・・これだけは覚えておくんだ。みんながいる。何かあれば頼れ!」

ミラ「うん・・・エルザ・・・ラクサス・・・ギルダーツ・・そしてAいってらっしゃい。無事に帰ってきてよね!」

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作者名:☆よぉこ☆ | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/464/lucy9121mama/  
作成日時:2017年12月3日 14時

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