Episode51 ページ5
KH「あれ、A？」
メイクさんが去ったあとも呼吸がうまくできなくてしばらくじっとしていたら会議室から顔を出したキヒョンくん。
「あ、キヒョンくん。おつかれ様。」
KH「あ、うん。...こんな所で立ち止まってどうしたの？」
「ううんなんでもないの。ちょっと疲れちゃったみたい！」
KH「...頼ってくれてもいいんじゃないか？」
急に真顔になって真正面から私を見つめるキヒョンくん。
「え...?」
KH「そんなに頼りない？俺。割と周りは見てる方だとは思うんだけどな」
「そうね！キヒョンくんはメンバーのこともスタッフのこともファンのことも気にかけてくれてるよね。本当にすごいと思う。ほんとなら私がしっかりしなきゃなのにね」
KH「そういう話してない。...俺知ってる、Aがメイクスタッフの子に虐められてるの」
「ご、誤解よキヒョンくん！彼女はなにも間違ってないし悪くないもの！」
KH「傷！...痛そうな傷、腕にも足にもあった。よく見てたから知ってる！」
キヒョンくんは気付いていた。
私の手や足、服で隠れるありとあらゆる所に痣や傷があることを。
キヒョンくんは泣きそうな目で私を見て、優しくてを取った。
KH「自分大事にしなさすぎ。なにがあるのか詳しく知りたい所だけど無理やり聞きたくない。話してくれるまで待つよ？」
きゅ、とわずかに握られた手に力が入った。
KH「お願いだから、一人で全部抱えないでよ...俺見てるよ、隣にいて欲しければいるし、守ってやる。怖くてなにもできないなら代わりになってやることだってできる。」
優しく優しく微笑んだ後にキヒョンくんは事務所を出て行った。
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ﾓﾓ(プロフ) - ファニさん» レスが遅くなってしまい申し訳無いです...コメントありがとうございます！ (2018年7月17日 21時) (
レス) id: 17d85d804c (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 読ませていただいてます。 頑張ってください^^ (2018年5月26日 20時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓﾓ | 作成日時：2018年3月16日 15時
