Ending ページ25
「っ、やっと見つけた」
「え.....うぉ、」
後ろから声をかけられて、振り向いて笑うシーン。
私が振り返って微笑もうとしたその時に目に飛び込んできたのは、ウォノだった。
「なんでここにいるの...!」
WH「君がいるから」
「私、酷いことしてきたのに...」
なぞられていく台詞。
でも、今言葉にしているのは演技でもなんでもなくて、私の言葉だった。
WH「そんなの関係ないよ、俺が会いたかっただけだから」
「そんな...っ！私会いたくなかったよ！」
涙が溢れる。
私...隣にいちゃいけないから逃げてきたのに。
WH「君は嘘つきだね」
「あなたのためを思った嘘なの」
WH「知ってるよ」
これ...台本にはない言葉。
私達の中でこれは作り物じゃない。
きっと、ありのままの私達。
WH「でも俺、嘘なんて要らないよ」
「私には必要だったの」
WH「嘘付かれるより本当のこと教えてほしいよ」
もう私の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
「私...っ、あなたが好きで大事で、堪らないの...っ！」
WH「俺もだよ」
久しぶりに飛び込んだウォノの胸は相変わらず硬くて大きくて、とびきり暖かかった。
シーンが終わって、監督もスタッフも総出で褒めてくれた。
それからの撮影はあっという間にトントンと進んでいき、予定より3日も早く撮影を終えることができた。
「あなたのためなの...あなたにいつまでも笑って欲しかった」
WH「不幸でもいいから、ただ君と隣にいる不幸が幸せに変わるから」
「私達、遠回りしすぎたね」
WH「でも意味はあったと思うよ。俺、前よりももっとずっとAが好きだよ」
「そっか...私も、もっと、ずっと、一緒にいたいな。
ウォノが、欲しい」
WH「やっとわがまま言ってくれた...そう言ってくれるの待ってたんだからな！」
「ふふ、約束だからね？」
WH「当たり前だろ？そのわがまま、死ぬまで叶えてあげる。すれ違った時間以上に一緒にいよう」
これが、私達の、私達だけの秘密。
僕らの秘密を話そうか
最初から
出会ったあの時から
ずっとずっと自分だけに秘めて隠し続けてきた想いを
すれ違った時間を取り戻すかのように
意味がなかったなんてくだらないことを言わないで
すれ違い続けた少し前の僕らを
愛おしむかのように。
『『誓います。』』
永遠を誓った今日からもずっと
僕らの秘密は僕らだけのものだ。
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ﾓﾓ(プロフ) - ファニさん» レスが遅くなってしまい申し訳無いです...コメントありがとうございます！ (2018年7月17日 21時) (
レス) id: 17d85d804c (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 読ませていただいてます。 頑張ってください^^ (2018年5月26日 20時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾓﾓ | 作成日時：2018年3月16日 15時
