Seven Lens 2 【BTS】 (ページ44)

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ゆなちゃんが、社長の姪…？

CN「ああ
今の状況でこれを言うのは言い訳がましいがあいつの経営能力はそこらの企業者よりもはるかに上だ

…なのに、マネージャーになると言い出した時は私も反対した

このホテルはあいつの父親が死んで俺が引き継いだもので

どうしても経営を学ばせたくてこのホテルをあいつに貸していたのに、

それがまさかこんなことになるなんて…」

社長は静かに、厳粛に、でもとても悲しそうな顔をして話していた

CN「Aさん、姪の代わりに謝る
本当にすまなかった
後でちゃんとゆなにも謝らせる
ただ、俺にも責任はあった

…本当にすまなかった」

『え、ちょ、社長！頭上げてください！
私なら大丈夫ですから！』

ベッドから降りようとした時にはもう遅かった

BTS「あ…」

私の服は床に脱ぎ散らかされている
メンバーだけでなく社長の視線も感じる

MN「おいお前ら見たな」

ミナムオンニの今まで聞いたことのないようなドスの効いた低い声がした

社長含める男性軍は一斉に両手で顔を隠して

「「「見てません。」」」

『ふふっ』

見られた恥ずかしさよりも、今の温かさに
さっきの恐怖から解放され口が緩んだ

MN「ちょっとA何笑ってんのよ
あんたら、完全に見たわよね」

『オンニ？もう良いんです
助けに来てくれただけで本当に感謝してますし、
オンニも…ありがとう、ございます…っ』

MN「A…」

オンニに抱きつくと、力強く抱き返してくれた

MN「怖かったわよね…
よく頑張った、偉い、アンタはすごい子よ、さすが私の自慢の妹だわ」

頭の後ろから聞こえてくるオンニの声は少し震えてた

どれほど心配してくれたのだろう

オンニだけじゃない

涙でぼやける目を開けるとまだ顔を両手で隠してる皆

私は、本当に恵まれた人間だ

幸せを感じながらまた目を閉じると、頬に涙が流れるのを感じた