第四十話 結局どうしてに戻るの ページ44
『…』
紅華は好きな人の所に行こうとして？
それを妹のあの子がとめて？
あの子の親友も止めたけど？
紅華はそれを聞かなかった？
じゃあ、何だったの？
その好きな人は何？
妹はそいつが好きだったの？
だから止めたの？
少しおかしい？
どこが間違ってる？
『本当に…あの子は好きだったの？紅華の好きな人の事、本当に好きなの？』
(……まず、そこから…間違っているのかも…ね)
『わかんないよ…だって、何も知らないもん…！何もわかんないから…！』
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？？
「…僕の考えは合ってるのかな…？あの子が壊れちゃうかもしれない、理由って………好きになった人を亡くしたからじゃないの？じゃあ、紅華ちゃんもその人が好きだったから、その時点でもうダメだったの？」
僕じゃわかんない
訳がわかんない
僕はあの子が好きなのに
あの子は死んだあいつが好きなの？
Aも悩んでるんでしょ？
答えがわかったら教えて…
いや
僕はあの子が好きなんだ
自分で知ろう
自分でちゃんと知りたい！
？？
「僕が狂ってちゃ、おかしくなってちゃ、馬鹿になってちゃダメだよね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
？
「…紅華…私はあやつの事などもう知らない…元々好きじゃなかった…紅華の方が好きだった、大切だった、妾は自分勝手だ……Aも勝手に連れてきて、巻き込んで…また、また…だから…きっと、紅華がいなくなったのは、罰なのじゃ…」
そうじゃ
きっとそうじゃ
妾が壊れていると言うが
じゃあどうなのじゃ？
どこら辺が？
1人は嫌じゃ
だからAにはいなくなって欲しくなかった
でもそれは叶わない
生きてる者
存在している者は
いつか、死に逝くのじゃ…。
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作者名：エメラルド・アリス | 作成日時：2020年9月23日 9時
