第三十七話 足しても引いても結果は同じ ページ41
『女郎蜘蛛達ただいま』
女郎蜘蛛
「Aちゃん、心配したのよ？どこに行っていたの？」
『…さぁ？分かんない』
女郎蜘蛛
「…(汗)」
『(私の中に紅華がいる…でも、私は私…なんか意味わかんない…)』
虹魄
「A…大丈夫？」
『っえ？う、うん大丈夫！』
虹魄
「…無理しないでね？」
『あ、うん！(こんなことでこんがらがってちゃダメだ！…というか…どうして、こんな風になったんだろう)』
なんだか
すべて
やり直したくなる
『…もう一度…やり直したいなぁ…』
虹魄
「…やり直す？どうしたの、A」
『い、いや別に、なんでもな…っ…』
ﾄﾞｸｯ
ﾄﾞｸｯ
痛い痛い痛い痛い
虹魄
「どうしたの！？大変!どうしよう…！」
女郎蜘蛛
「落ち着きなさい、まだ生きてるんだから」
大ガマ
「でもAも一応人間だぞ…？」
？
「ねぇ、お姉ちゃん！その男の人は…」
？？？
「なによ！あっち行ってて!」
？
「待ってよ…！」
？？
「お姉さん！待ってあげてください！」
？？？
「いやよ、今すぐ行かないと」
ｽｯ
？
「なんで…なんでなんでなんでなんで…わかんない、わかんないわかんない！なんであの人が好きなの！？離れて離れて離れて離れて！！」
？？
「落ち着いて…」
？
「落ち着けないわよ！」
？？
「…」
？
「お姉ちゃん…おねぇちゃん……」
？
「どこ？お姉ちゃん？どこ？どこ？」
？？
「どこだろ…」
？
「なんで…なんでなんで…だから言ったのに…だから待ってって…嫌だ！嫌だよ…」
『……？今のは…』
(ごめんなさい)
『…(紅華？)』
(気づかなかったの…あの子のいうことを聞いとけば良かったわ…)
『(どういう…？)』
全くよく分からない
笑えるほどね？
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作者名：エメラルド・アリス | 作成日時：2020年9月23日 9時
