第二十一話 辛い毎日 ページ23
？サイド
？
「ねぇ、羅違」
羅違
「？なんだ」
？
「…僕にあったらA、なんて言うかな」
羅違
「さぁ」
？
「怒るかな？喜ぶかなぁ？」
羅違
「どっちでもいいだろ」
？
「…A…過去を思い出さなきゃ…いいけど…(あの…辛い毎日を…)」
羅違
「…とられるぞ」
？
「えっ？なにが？」
羅違
「A」
？
「えっ…！？だ、ダメ！」
羅違
「はぁ…」
？
「…」
僕はなにを優先すれば…？
？
「Aが幸せなら僕は…幸せなんだよ」
Aサイド
『…』
時々頭によぎる言葉達
その言葉はどれも私を傷つけるものばかり
『いつの…記憶…？』
愛無
「あれぇ？Aちゃん」
『えっ？あ、愛無ちゃん…？』
愛無
「なにやってるのー♡」
『なにか？(普段からぶりっ子なんだ)』
愛無
「貴方って好きな人死んだんでしょw？可哀想ー」
『そんなことないよ、だってあの人…』
愛無
「…？」
『いたもん…』
愛無
「はぁ…？」
『信じてるからさ？』
愛無
「本当に馬鹿なんだねぇ」
『わたし、自分のこと嫌いだからね！』
愛無
「そう♪確かにAちゃん可愛くないもんね♡」
『そういうことじゃないけど…』
愛無
「ねぇ羅違くん知らない？」
『羅違？さぁ？どこだろ』
愛無
「…まぁいいや」
『ねぇ、なんでぶりっ子してんの』
愛無
「えぇ？これが素だよ♡
『え、キモ』
愛無
「はぁ？」
『それが素なん…？マジ…？』
愛無
「…Aちゃん！わたしと勝負して？」
『？いよ？』
愛無
「算数のテストでどっちが成績いいか勝負しよ♡」
『ん、いよ』
愛無
「勝ったら、チヤホヤされる…♪負けたら…じゃあみんなに酷いこと言う♡で、いいね？」
『うん、別にいいけど(チヤホヤとかどーでもいいわ…)』
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作者名：エメラルド・アリス | 作成日時：2020年9月23日 9時
