魔界からの訪問者【妖怪ウォッチシャドウサイド】

三十五話　蛇王カイラ ページ39

幸い、私達には気づいていないよう。








ナ「あれ、蛇王カイラさんだ」コソッ







A『知ってるの？』コソッ







蛇王カイラは、鬼まろと闘ったときにいたらしく、しかもトウマ君を助けた人らしい。


※(映画妖怪ウォッチシャドウサイド鬼王の復活、とらわれのトウマ参照)








すると、





ガタンっ






アキノリ君がよろけて音を出してしまたのだ。








ジュ「デブ、足手まとい！！」








カ「お前たち、何をやっている」







おまけに蛇王カイラにも見つかった☆(;^ω^)








カ「なんだ、お前たちか」






蛇王カイラは私たちを見てほっとした顔をする。








カ「ん？お前誰だ？」









そりゃそうでしょうね、私、知らない人だし。








A『えっと、魔界Aです。よろしくお願いします！」









カ「A…？…まあいい。よろしく」







一瞬、間があったような気がしたけど気にしないでおこう。







ナ「カイラさんって、幻夢洞窟って知ってますか？」







カ「ああ、エンマと決闘したところだが？」






ア「俺たち、そこに行きたいんです！」






カ「そうか、なら私が案内してやろう。着いてこい」






皆はさっさと屋敷を出て外に行ってしまった。






残ったのは私と蛇王カイラだけだ。







謎の沈黙を蛇王カイラが破る。







カ「お前、前エンマと一緒にいたな？いつも鬼姫といた」






蛇王カイラは真剣な顔つきでこちらを見る。






A『…さあね。その話はまた今度にしましょ？今はナツメたちといるから』








ナ「A−！行こう！！」







カ「そうだな…」









そう言って蛇王カイラは行ってしまった。







A『蛇王カイラ…、フフッ…久しぶりね…』







一瞬彼女の目が赤黒く光ってそうつぶやいたのに誰も気づかなかった。

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