魔界からの訪問者【妖怪ウォッチシャドウサイド】

一話　謎の転校生 ページ3

〜夢主魔物side〜



私は今日、人間の観察にさくら第二中学校に転校する。





いったいどんな人間がいるのかしら…？









今、目の前に教室のドアがある。




名前が呼ばれれば私は中に入らなければいけない。




やっぱり種族が違うからなのか、魔物を相手にした時に比べ、すごい緊張する。




島「入ってきていいぞ」



A『はい』



ガラッ




私は教卓の前に立って自己紹介をする。




A『魔界Aです。よろしくお願いします』(o^―^o)ﾆｺ


‶人間たち”




クラス中に歓声が上がる。



女「あの子めっちゃ可愛い！」


男「すごい美人だな！」




島「では、魔界は酒吞の隣の席だ」




私が席に向かうと、クラス中の視線が集まる。




ハ「俺、酒吞ハルヤ。よろしくね」



A『うん。よろしくね！』(⌒∇⌒)




私は精いっぱいの笑顔で返す。





休み時間に入ると、沢山の質問が降ってきた。






女「どこの中学校から転校してきたの？」





男「今日、僕とお弁当を食べてください！！」




など、et cetera…




さっきからこっち見てるおさげの女の子…、確か天野ナツメだっけ…。



エルダ魔道鏡を持ってたんだっけな…。



彼女はよく見ておかないとね。



あと、オーガ封珠鏡を持った人間もいたな。月浪トウマだったような。









昼休みになると、酒吞ハルヤが話しかけてきた。





ハ「今日、俺とお弁当食べない？」





A『いいですよ』



私達は外のベンチに腰を掛ける。




A『いい天気ですね』





ハ「あ、敬語はなくていいから。ハルヤって呼んで」




A『うん…』( ﾟдﾟ)





一見見ると、優しそうなイケメンに見えるが、ただならぬ妖気を見ると、妖怪だってバレバレよ。

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