魔界からの訪問者【妖怪ウォッチシャドウサイド】

十七話 ページ20

〜A魔物side〜




そうだったわ。





確か小さいとき魔界の遊園地に行ったんだけ。






すっかり忘れてた。






観覧車から見たあの景色、今でも思い出すなあ。






執事も私のことを気にしてくれるし、お父さん(過去の魔王)は仕事がなければいつも遊んでくれるし、






お母さんは…





ナ「A−！早く―！」





A『今行くー！』






私はいつも人間たちの前では猫をかぶっている。





本性も出さないし、私が魔界の姫だってことは誰にも言わない。




ハルヤ、私が鬼族の姫って本当に勘違いしてるのかしら。





まあ、最初姫って呼ばれたからびっくりしたけどね。




よく考えれば人間界で私が魔界の姫だというのは誰も知らないはず。




妖魔界じゃ確か、あいつが知ってたかな〜。






早くナツメのとこに行ってあげなきゃ。





人間界の遊園地も気になるからね。←本心









一刻も早く力を取り戻さなきゃ。






‶魔の手″から人間界を助けなきゃ。







私を追いかけてくる前に。






エクトロジアがあれば、力が戻せる。





ハルヤ、いや酒呑童子。






悪いけどあなたが真実を知るまで利用させてもらうわ。




〜Aside〜


なんか今言ったような…？




嫌な予感がするなぁ…。





ナ「着いたよ！」




ぐるぐる回るコーヒーカップ、





ものすごい速さで去ってゆくジェットコースター。





そして、だいご味はてっぺんで見る綺麗な夕焼け！！






楽しみすぎる！！




ア「何乗る？」






アヤ「ジェットコースターがいいな〜」





ア「ですよね〜！」





ジュ「デブ、調子乗るな」





A『まあまあ…。にしてもいきなりハードだね…』







ジェットコースターかぁ…。







ナ「ぎゃあああああ！！」






ナツメ、すごい怖がってる。





ミ「愛するナツメさんの為に！ミッチー参上！！」





ナ「いや、呼んでないし」




ナツメ、塩対応…。(^▽^;)





するとミッチーさんはジェットコースターにはじかれて飛んで行ってしまった。





ミ「ハひーん！」





ジュ「筋肉、役立たず、だぜ！」




ジュニア、ナイス。




みっちさん、南無。









こうして乗り物に乗っているとあっという間に観覧車が最後になった。





アヤ「うちらは六人だから三人ずつに分かれようか」





ア「さすがアヤメさん！じゃあ、俺はアヤメさんと！」





うーん。

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