魔界からの訪問者【妖怪ウォッチシャドウサイド】

十話 ページ12

A『そういえばトウマ君は幻魔を憑依させられるけどどんな妖怪を憑依させられるの？』







ト「えっと…、0時が五右衛門で、攻撃が強いアタッカータイプなんだ」







ナ「3時がお松で、回復など使えるヒーラータイプなの」






ア「六時が義経で、とっても頭がよくて機転の利くレンジャータイプなんだ」






アヤ「九時は弁慶で、鉄壁のディフェンスを誇るタンクタイプなの」







A『すごーい！！4人で一チームが出来そうだね！」







ア「あと、剣舞魔人も憑依できるんだよな？」







ト「うん、今憑依できるのが不動明王と剣舞魔人朱雀なんだ」






A『あれ？朱雀って幻獣じゃなかった？』





ア「さすがAさん！お目が高い！！」






ジュ「デブ、これしか出番ない」





ナ「アキノリが持ってる”妖怪ウォッチアニマス”があれば、幻獣の姿の朱雀や麒麟などを呼び出せるんだよ！」




アヤ「その代わりにアキノリ君のカロリーを使うことになるんだけどね…」





A『じゃあ、アキノリ君、すごい役目じゃん！』






ア「いやぁ〜///」







ジュ「デブ、キモイ、だぜ！」






A『でも、その剣舞魔人ってどうやって憑依させるの？オーガじゃ無理そう…』






ト「それはね、この”妖聖剣”をオーガに差し込んで憑依させるんだ」





A『妖聖剣？』






ケ「今、トウマが所持しているのが不動雷鳴剣と朱雀蒼天斬で腰につけてる妖聖剣ホルダーにいれてるんだよ」






よく見るとトウマ君の腰に剣が入りそうなホルダーがある。









A『みんなすごいな〜！あ！もう時間だから帰らなきゃ！じゃあね！また明日！！』









ナ「じゃあね！！」









ア「もし怪奇案件が入れば連絡しま〜す！！」









みんないい子たちだな〜。









そう言って私はアキノリ君の家を出ると曲がり角を曲がった。









ドン！








A『酒呑ハルヤ君！？』








ぶつかった相手は、まさかのハルヤ君だった。









するとハルヤ君は私を見るなり目を大きく開いて跪く。









A『え！ちょっと何してるの！？』









ハ「姫。そんな芝居などする必要はありません」








ハルヤ君は何を言っているの？







なぜか妙に心の底から響くような…。









ハ「私は常にあなたのもの。いつでもあなたの味方です」









突然目の前が真っ暗になった。

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