killing night 81 ページ33
「どうしよう。」
朝、と言ってももう昼頃なのだけれどu.s.s.sは今までにないほどの焦りと不安に襲われた。
俺たち4人が起きた時、Aがこの船から居なくなっていた。
この中の誰もAが出て行ったことに気がつかなかった。
「俺、なんで気付けへんかったんやろ…」
「違う、きっとAが気配を消したんだ。」
「なんで、そんなことを。」
絶望、焦り、Aがいないだけでこんなにもなるなんて思っていなかった。
「俺らとの、約束を破ったってことか…」
志麻くんがぼそりと呟く言葉がやけに胸に刺さる。
ずっと一緒にいれると思ってた。
俺らのことが好きって言ってくれたのに、どうして出て行ってしまったんだろう。
「でも、Aがそんなことする子やないってまーしーもわかってるでしょう？」
「わかってる、でもあいつはなんで…」
電話だって一向に繋がらない。
虚しい機械音だけが響く。
「ダメや、繋がらへん。」
「どうしますか、うらたん。」
うらさんは現実が受け止めてられないような表情を見せた。
久しぶりに見たうらさんの弱さ。
「俺、まだあいつに好きって言ってない。嫌いじゃないってやっとわかったのに、あいつの気持ちわかんねぇまま終わりにできねぇよ…！」
それはずっと俺たちが触れないできたこと。
俺たちの関係を壊さないために黙り守り通してきたこと。
でもAがいなくなってしまった今それを守っている余裕はもはやなかった。
「でもAはずっとうらさんが…」
無自覚なうらさんにも腹がたってきてもう言ってしまおうと声を出したその時
prrrr！！！
俺のスマホがけたたましくなり始めた。
「A、や…」
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霧雲 - 推しのうらたんと・・・？っっは！体が透けている・・・？・・いい人生だった・・・！ (2021年8月8日 23時) (
レス) id: 85272682ce (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです！ (2018年12月21日 2時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
緑のさくら(プロフ) - 終わってしまったああぁぁ！！！！すっごく楽しく読ませて頂きました！表現力が高くて、透明感がある表し方で、もう何から何まで全部好きでした！！表現を学ぶのにとても勉強になりましたね！wお疲れ様でした！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: cc75d0bcae (このIDを非表示/違反報告)
うめた。(プロフ) - 相原宙さん» 誤字でした！ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月8日 1時) (レス) id: 6ac6c419a5 (このIDを非表示/違反報告)
相原宙(プロフ) - 74の大切って言った後なんですけど、｢うらたの私への大変｣って｢うらたの私への大切｣ですか？ (2018年12月7日 22時) (レス) id: bc22572701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめた。
| 作成日時：2018年11月15日 17時
