killing night 52 ページ4
『お願い坂田。』
「でも…」
先程からAは自分の意見を変えないの一点張り。
何事も真っ直ぐなAは魅力でもあるしそんなところも好きなのだけれどやっぱり自分の体を大切にしてほしいと思うのが本心。
事の発端はAが殺し屋業を再開したいと俺らに言ってきた事。
足も治り、Aの家がここになり、Aと離れる心配はない。
うらさんとまーしーはAの意見を尊重すると言い、センラは心配をしてはいたがAの圧に押され、俺はやっぱり納得できずにいた。
殺し屋をやる事自体には反対はない。
でもまだ病み上がりなのにもう現場復帰する必要はないんじゃないかと思い、いまいち首を縦に振れずにいた。
『今までの仕事だって溜まってるし、動けなかった分これ以上腕を落としたくないの。殺し屋業のことだけは絶対迷惑かけないって約束するから、お願い！』
きっとAなりに俺らに今までの感謝を返そうとしてくれているのだろう。
「坂田諦めろAはこうなると言うこと聞かないぞ多分。」
「でも、でもな、うらさん。Aは病み上がりなんやでー、またなんかあったら…。うらさんは心配やないん…？」
「それは…まぁ。」
うらさんも少し視線を泳がせる。
みんなAが心配だという思いは同じなのだ。
「じゃあ、Aが仕事ある時は誰かが折り合いをつけて着いて見守る。それじゃあかんですか？」
『そんな、私は1人でも…』
「そうでもせんと坂田はいつまでも納得せんで？」
反論するAに被さるようにセンラが言葉を続ける。
「そうやったら坂田もええやろ？」
「まぁ、それやったら…」
こんなことを言うと矛盾な気もするがあまりAの気持ちを無下にしたくもない。
だとしたらこうした方が折り合いがつくのかもしれない。
「そういうことやから、Aもプンプンせんで、坂田もAのこと心配しとんのやで？」
『そんなの、わかってる…』
「やったら言うこときき？」
『わかった…』
Aは渋々と了承した。
センラの言葉には説得力があるんだろう。
俺の言葉では動かなかったのにセンラの言葉で動いたというのが少し悔しかった。
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霧雲 - 推しのうらたんと・・・？っっは！体が透けている・・・？・・いい人生だった・・・！ (2021年8月8日 23時) (
レス) id: 85272682ce (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです！ (2018年12月21日 2時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
緑のさくら(プロフ) - 終わってしまったああぁぁ！！！！すっごく楽しく読ませて頂きました！表現力が高くて、透明感がある表し方で、もう何から何まで全部好きでした！！表現を学ぶのにとても勉強になりましたね！wお疲れ様でした！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: cc75d0bcae (このIDを非表示/違反報告)
うめた。(プロフ) - 相原宙さん» 誤字でした！ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月8日 1時) (レス) id: 6ac6c419a5 (このIDを非表示/違反報告)
相原宙(プロフ) - 74の大切って言った後なんですけど、｢うらたの私への大変｣って｢うらたの私への大切｣ですか？ (2018年12月7日 22時) (レス) id: bc22572701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめた。
| 作成日時：2018年11月15日 17時
