killing night 50 ページ2
センラの気持ちを聞いたあと私はずっと悩んでいた。
約束というものがあったとしても私はこの船での生活をなかなかに気に入っていたし、この船を出てから1人になってからやっぱり心寂しいんじゃないか。
ずっと1人でいた分4人と出会って知ったぬくもりは本当に嬉しかったのだ。
でもここにいていいのか。
私はここにいることで以前の私ではなくなったのかもしれない。
彼らの優しさに甘えて私はとても弱くなったんじゃないか。
都合のいい私の甘えに彼らを付き合わせてしまうんじゃないか。
「なんか、色々考えてる？悩まんでええんですよ。Aが僕らといたいかいたくないか。それだけでええんよ。」
顔を歪ませる私にセンラは優しい言葉をかけた。
『私は…みんなのことが大切だ。私と一緒にいることでとても嫌な目に遭うかもしれない。でもそのたびに何回だって助けるし謝る。償いだってする。だから、もう少しだけみんなのところにいてもいいかな…？』
つらつらと並べた言葉を吐き出したあとみんなの顔を見るのが怖くて頭が上がらなかった。
やっと勇気を出してあげようと思った時に私の頭が上がるより先に坂田のぬくもりが体に伝わってきた。
「よかった…よかった。Aが俺らのこと嫌いにならなくてよかった。」
嫌いになるわけなんてないのに。
みんなと一緒にいたくて。
まだもう少しあの人の後ろ姿を見ていたかった。
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霧雲 - 推しのうらたんと・・・？っっは！体が透けている・・・？・・いい人生だった・・・！ (2021年8月8日 23時) (
レス) id: 85272682ce (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても面白かったです！ (2018年12月21日 2時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
緑のさくら(プロフ) - 終わってしまったああぁぁ！！！！すっごく楽しく読ませて頂きました！表現力が高くて、透明感がある表し方で、もう何から何まで全部好きでした！！表現を学ぶのにとても勉強になりましたね！wお疲れ様でした！ (2018年12月21日 0時) (レス) id: cc75d0bcae (このIDを非表示/違反報告)
うめた。(プロフ) - 相原宙さん» 誤字でした！ご指摘ありがとうございます！ (2018年12月8日 1時) (レス) id: 6ac6c419a5 (このIDを非表示/違反報告)
相原宙(プロフ) - 74の大切って言った後なんですけど、｢うらたの私への大変｣って｢うらたの私への大切｣ですか？ (2018年12月7日 22時) (レス) id: bc22572701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめた。
| 作成日時：2018年11月15日 17時
