killing night 12 ページ13
うらたんにはボコられる覚悟でうらたんの元へ行ったのだが当のうらたんは疲れたように地面に座っていた。
当然だろう、今までこんなに長い戦いなんてしたこともないのだから敗北を知らないうらたんにとっては勝利以外の全てのものが敗北なんだ。
「そんなとこに座っとると腰痛めますよ。」
「はやく、案内しろ。」
「そんな急がんとも、そんなに遠くないから大丈夫ですよ。」
休ませる時間をできれば儲けてあげたかったのだが本人がそれを望まなかったためすぐにターゲットがいるであろう場所へ4人で向かった。
「ここです。」
ここは、うらたんがターゲットに仕事を横取りされた場所。
つまりうらたんがあのターゲットに初めて会った場所。
おそらくあのターゲットは僕らの獲物には興味なかったのだろう、お互い任務でここに来ていたとしてもなぜすぐにここを去らなかったのか、ここにターゲットにとっての何かがあるのだろう。
「あいつは、どこだ。」
「おそらく、屋上です。」
前だってこんな廃ビルの屋上にいた。
息を殺して上まで行くと僕の予想通りターゲットはそこにいた。
そこで空を見上げていた。
「今回やるべきことはターゲットの捕獲です、殺戮やないですからね、迂闊に殺そうとすると、殺されてまうよ。」
僕らの作戦は4人でガッと捕まえる事。古典的だが1人ずつでかかるよりも正確だ。
僕らはターゲットになるべく気づかれないように周りを遠くから取り囲んだ。
3.2.1で捕まえようとしたその時。
ターゲットは勢いよく地面に倒れこんだ。
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神楽 - いいですね〜!!もっとイチャついてほしいっす←更新頑張って下さい! (2018年11月4日 2時) (レス) id: b691fd4806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うめた。 | 作成日時:2018年10月22日 22時