【妖怪ウォッチ】彼岸花と姫金魚草の想い【其ノ参】

佰、タイムパラドックス ページ16

「じゃあね、じいちゃん。」

二人は握手を交わすといきなりケイゾウは「いくぜ！♪てれってれって〜てれれ！」と大声で言うと二人同時に「ガッツ！」と言うとガッツ仮面のポーズをすると二人は笑った

そしてジバニャン、A、ウィスパー、ケータという順でうんがい三面鏡に入って未来へと帰ってしまったのであった。

遠くでその光景を双眼鏡で見ていた誰か2体は会話する

「Do you return？ In the future.」

「俺は戻らねぇよ。」

「Your daughter？」

「…合わせる顔ってのがねぇんだよ」

「If that's true, do you come to my place？」

「…そうするわ」

「Welcome, to GENYOUSHUU」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


元の時代に戻ったAとケータ達だがすぐに解散し各自、家に戻った。

と思われたがAは違った
日が沈んでいて暗いにも関わらずAは、おおもり山の山頂へ行った
桜町であったさくらニュータウンを見下ろす。
夜であったためか住宅街などの光が綺麗に見えていた
“これが私達が守った未来”とAが思った瞬間に後ろから「Aか…？」と言う声が聞こえ振り向くと驚いた表情のオロチがいた

「久しいな…60年ぶりといったところか…？」

「あ、えー…そうですね」

“ついさっきまで一緒に戦った”なんて言えるはずもなく少し曖昧な言葉を返す

「実は怪魔との戦いが終わったあと、お前は姿を消した…いったい何処へ行っていたんだ？」

オロチはまた返答に困る言葉を言ってくるがAはひきつった笑みで「修行ですかね」と言い返すと話題を変えるために「ここから見える町は綺麗ですね」とオロチに言うと「そうだろう」と返されたがAは「オロチさん」と彼の名を呼ぶ

「なんだ？」

と優しい表情でこちらに向くとAは「愛してましたよ」と微笑みながらそう言った。

だが、タイムパラドックス(時間軸を遡って過去の出来事を改変した結果因果律(いんがりつ)に矛盾をきたすこと)が起こっている
つまり、怪魔が襲撃してきた60年前から現在までの事は全て無かった事に変わってしまい今のオロチとAは恋仲でも何でもないただの友人である
しかも、60年分も変わっているのだ
エリートで美男子である彼が彼女の1人や2人いてもおかしくはない

Aは色んな感情が混み上がってしまいポロポロと涙が溢れだした
そんな彼女は今の姿をオロチに見られたく無いのかその場から去ってしまおうとすると強い力でオロチが腕を掴まれると

最終話、幸多き人生であらんことを→←玖拾玖、強き想い

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す