第71話 ページ33
〜貴方side〜
イカカモネ「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
イカカモネが断末魔の叫びをあげる
勝った…みたい
オロチ「ルナ!」
オロチがこちらに駆け寄って来た
貴「オロチ…勝ったの、ね…?」
オロチ「あぁ…ルナ、立てるか?」
貴「えぇ…。」
私は立ち上がる
オロチと共に、イカカモネの元へ行った
イカカモネ「イカん…何故この私が…!こんな結末はイカんじゃないかと…。お前達のように人間と馴れ合い、誇りを失った者達に、何故私が…。」
ウィスパー「妖怪の誇りって何なんでしょうねぇ?私はケータ君の執事になれた事を誇りに思っています。」
ジバニャン「オレっちだって後悔してないニャン!」
コマさん「オラもズラ!」
ウィスパー「エンマ様はよく言ってましたよ。この世に最も必要なのは支配などではなく、友情なのだと。思い知ったでしょう。これが私達の友情パワーです!!」
ケータ「ウィスパー…。」
イカカモネ「…う、ぐわあああああああ!!!」
イカカモネはまた叫びをあげた
白く、眩い光が辺りを包み込む
それが消えた跡には…
皆「…!」
雪が消えて、元の景色があった
ケータ「…。終わったのかな…?」
ケータ君が辺りを見回し、そう言う
でも…まだ、終わってない
貴「…ううん、まだ終わっていないわ。」
ウィスパー「えぇ。私達には妖怪エレベーターを閉じるという大仕事が残っています。」
ケータ「!えっ?妖怪エレベーターを閉じちゃったらウィスパー達も消えちゃうんでしょ。あいつを倒したのに何で…?」
貴「…イカカモネが居なくなっても妖魔界は未だ混乱している筈よ。その混乱の影響で悪い妖怪達が人間界に来ようとする筈。」
ウィスパー「それを防ぐ為には妖怪エレベーターを閉じるしか無いのです。」
ケータ「そんな…!!」
ウィスパー「ケータ君。出会いには別れが付き物。ここで出会った時から私達が別れる事は決まっていたんですよ。」
ケータ「…。」
ウィスパー「さぁ、妖怪執事ウィスパー。最後の仕事です…!うぃす!!」
ウィスパーはそう言った
その表情は…少し辛そうだった
34人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちー(プロフ) - 妖怪大好きさん» 了解です(・ω・)ノ ご協力ありがとうこざいます! (2015年3月22日 13時) (レス) id: 388373d818 (このIDを非表示/違反報告)
妖怪大好き(プロフ) - 元祖がいいです (2015年3月22日 13時) (レス) id: ecb83a6b5b (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - 了解です(*^^*ゞ (2015年3月20日 17時) (レス) id: 388373d818 (このIDを非表示/違反報告)
しゆう(プロフ) - 本家がいいです! (2015年3月20日 16時) (レス) id: 24122aef41 (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - オロチ大好きさん» 了解です(`・ω・´)ゞ ご協力ありがとうこざいます! (2015年3月19日 12時) (レス) id: 388373d818 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちー | 作成日時:2015年1月17日 13時