38 <水憐> ページ38
瀬と飛鳥が猿魅達の相手している間に昴はモンデスーンの元へと向かっていった。
狐丗の姿が見えないのは隙をつくためであろう。
昴「和抄!」
和『はいさ!』
昴・和「ぅおおぉぉぉ!!!」
掛け声とともに和抄(刀ver)を振りかざす。
傷をつけることは無理だが、気を引くには十分。
モ『ヴゥガァァァァアアアア!!!』
この叫びは痛みではなく、イラつきの叫びだと思われる。
次々となぎ倒されていく下僕と、ちょこまかと小賢しく動き回る昴へのイラつきだろう。
昴(だけど、どこか悲しそうだ。)
一方、狐丗はというと
狐「この辺でいいかな?」
モンデスーンからさほど離れていないところで奴の隙を窺っていた。
前回の戦いで使っていたような斧を構えて、いつでも飛び出せる準備ができている。
瀬と飛鳥は、倒しても、倒してもわらわらと出てくる猿魅をはじめとした雑魚に苦戦していた。
飛「も〜、多すぎ!なんなのこれ。」
瀬「無駄口叩かない。隙ができるととり憑かれるよ?これ基本ね。」
というか、人をイラつかせるのが本職の瀬のせいで飛鳥1人が苦戦している。
瀬「でも、流石にめんどくさくなってきた。てか、飽きた。というわけで、飛鳥ちゃんちょっと退いてて。」
飛「はぁ?何言ってるのよ。今退いたら・・・、ちょっと!?」
有無を言わさずに、1匹の龍が飛鳥を後ろに下げさせた。
そして、瀬は呪文を唱え始める。
瀬「天地人、我らを守りし偉大なる龍よ。我、竜堂頼の名の元に銘じる。聖なる地より姿を現せ。出でよ、黄龍!!」
ピカッと空が光り、どの式神とは比べ物にならないほど大きい、黄金に輝く龍が空から降りてきた。
瀬「焼き尽くせ。」
その言葉の後、一瞬だけ眩しい耀が放たれた。
耀が消えた後、龍の周辺に残っているのは瀬だけだった。
飛鳥「な、何、今の・・・?」
瀬「ああ、これ?黄龍の力。この子、四龍の長だから龍の中で一番強いんだ。あ、式神じゃないよ。」
そう言って、愛おしそうにその龍を撫でる。
龍も嬉しそうだ。
瀬「飛鳥ちゃんもこれくらい召喚できると昴に勝てるかもよ?」
にやっと笑い、また遠方よりこちらに向かってくる妖怪の相手をしだした。
彼らの役目はあくまでも雑魚の相手。
ボスを倒すのは狐丗の役目だ。
本命は昴達に任せるしかない。
☆★☆★☆
龍が増えた・・・
まだいるの・・・?
今回は後半の猿魅組がメインになったのかな。
本命組は瑠河にパス←人任せ発言
じゃあ、瑠河fight!!
- 金 運: ★☆☆☆☆
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胡麻(プロフ) - なる (2012年9月24日 20時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - やっぱ水燐はスゲーな。あそこから繋げるとは! (2012年9月23日 14時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 今…………見て来たんだが、何なんだあれは……(^言^) (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - あ〜……作品、見てなかったわ。見てみるなー (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - そろそろ、コメント欄を消そうと思うんだけど、どう…?たぶん、蓮さん、ドイツに戻ったんじゃないかな?そんな気がするんだけど…。 (2012年9月16日 23時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
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