28 <瑠河> ページ29
しばらくして村へと着くと、はっきりと、モンデスーンの姿があった。
昴「・・・・」
昴はその時考え込んでいた。
そして、顔をあげ、よし、と呟き、頷き、和抄へ呼び掛けた。
火月から降りたと同時に、刀になった和抄が人が乗れるくらいの大きな空飛ぶ狐になった。
そこへ飛び乗る。
瀬が感嘆の声をあげた。
瀬「 わぉ♪妖精さんって飛ぶこともできるんだ〜。さすが!」
和『ボクをナメないで。まず、いつも浮いてるし・・・って、何でそんなに余裕そうなの!?』
狐「こういう子だからしょうがないよ」
目の前に敵がいるのに、なんなんでしょう?この緩い会話。
昴がしきりなおして、作戦の確認をする。
昴「さっきの作戦はわかってるよな。ちゃんとやることをやれよ。特に瀬」
瀬「何で俺だけ!?ひどいよ〜」
狐「いつもの行動がいけないんだよ」
昴「お前はあそこにいる猿魅を倒せばいいんだ。余分なことをするな」
ちぇ…とグジグジ言い出した瀬を無視し、飛鳥達に言う。
昴「飛鳥達は惹き付け役だが、あまり近づき過ぎないでもらいたい」
狐「どうして?それじゃあ惹き付けるにも惹き付けられないよ!?」
突然の言葉に狐丗が驚いて訊く。
昴「あいつは、少し程度ですぐ反応する。そばにいるだけでも身体に悪影響だ。離れていた方がいい」
飛鳥は静かに昴をみて
飛「もしかして…!すば…!!」
昴「じゃあ、先に行って、様子を見ておく」
何かを言いかけたが、昴の言葉と和抄の飛ぶ音がそれをかき消した。
飛「……」
狐「どうしたの?飛鳥?」
飛「な、なんでもない!私達も行こう!」
狐丗が少し不安そうにする飛鳥に訊くと、飛鳥は首を振って、雷月を前に進めた。
瀬は軽く睨みながらそれを見ていた。
* * * * * * * *
和『あんな偉そうなこと言って大丈夫なの?失敗したら、瀬から【やっぱ、陰陽師の僕の方が出来たのに〜】とか言われて恥ずかしいよ?』
昴「……悪い。今回、失敗する可能性のほうが高いかもしれない…」
和『眼の力、使う気?』
昴「ああ」
和『だと思った』
少し間が空いたあと、
和『…どうする気?』
昴「あいつが襲ってくるのは、何か、理由があるはずだ。それを探るために使う」
和『なるほどね。使いすぎて倒れないでよ。あの二人には、バレないほうがいいでしょ?」
昴「…大丈夫だ」
ー・ー・ー・ー
補足・火月途中で放置してましたが、ちゃんと役割果たしたので紙に戻りました。
何か、いろいろすいません…。
あ、次、岩埼です!
- 金 運: ★☆☆☆☆
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胡麻(プロフ) - なる (2012年9月24日 20時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - やっぱ水燐はスゲーな。あそこから繋げるとは! (2012年9月23日 14時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 今…………見て来たんだが、何なんだあれは……(^言^) (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - あ〜……作品、見てなかったわ。見てみるなー (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - そろそろ、コメント欄を消そうと思うんだけど、どう…?たぶん、蓮さん、ドイツに戻ったんじゃないかな?そんな気がするんだけど…。 (2012年9月16日 23時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
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