20 <瑠河> ページ21
和『実体・・・、消えた・・・?』
昴「ああ、そういうことか・・・」
和抄の言った言葉を聴いて昴は何かを理解したのか、ポツリとそうつぶやいた。
飛「何が<そういうことか>なの?」
昴「前に聞いたことがある。実体のない妖が猿魅のような実体のある妖にとり憑き、その身体をのっとって操ってしまう、ってのを」
狐「でも、どうして消えちゃうの?」
昴「もともと、妖力っていうのは毒があるからな。妖の猿魅でもダメージがあるんだろう。その弱ってる中で式神とかの攻撃をくらったら?」
瀬「もちろん倒れるよ!しかも、俺の式神だからね〜♪」
昴「・・・で、倒れる。まず、実体のない妖ってのは、実体のある妖と比べて妖力が強い。そしてその力に負けて、倒れる時、砂のようになって、跡形もなく消える。一時とりつかれた妖も同じようなことが起こる。その時にその妖力にやられてしまっているからな」
瀬の答えを無視し、昴は話を続けた。
昴「(そんな事をする妖がまだいるなんてな。)さっき、あの猿魅にとりついていたのは、雲雷雨電煙霧だろう。実体のない妖は、処理しにくいから、厄介だな・・。」
狐「にしても、何でこんなに?前は、本当にこんなことなかったのに・・・。」
昴「・・・。」
しーんと静まりかえる。
そして瀬が口を開いた。
瀬「よし!会議しよう!」
他「は!?/『え!?』」
瀬「理由なんてどうだっていいじゃんか。殺っちゃえばいいんだからさ。俺は強いけど、お兄さんの話聞いた限り、いろいろめんどくさそうだしね」
他「『・・。』」
瀬「ってことで、狐丗の家戻って会議だ!」
狐「待って!何で勝手に決まってるの!!」
勝手に決めて、自分の家に走って向かう弟を狐丗は呆れながら追いかけた。
さて、こちらは・・?
飛「じゃあ、私たちも行こっか」
和『そうだね』
昴「・・・。」
飛「昴?どうしたの?さっきから黙り込んで。」
和『突然、妖が出てきたのは自分のせいだって思ってる?自分の眼に妖力の塊が入っているから』
昴「・・・。」
和『大丈夫だよ。ただ、倒せばいいんだし。でも、妖力は絶対に使っちゃだめだからね!危ないし、昴の負担になる。』
昴「わかってる。ただ、面倒なのが出てきたのに苛々しただけだ。・・俺たちも行くぞ」
和『はーい!』
* * * *
今回もくだぐだでお送りしました〜。すみません。
次回は、第一回作戦会議in狐丗君の家〜です!
次は、蓮sです!
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胡麻(プロフ) - なる (2012年9月24日 20時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - やっぱ水燐はスゲーな。あそこから繋げるとは! (2012年9月23日 14時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 今…………見て来たんだが、何なんだあれは……(^言^) (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - あ〜……作品、見てなかったわ。見てみるなー (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - そろそろ、コメント欄を消そうと思うんだけど、どう…?たぶん、蓮さん、ドイツに戻ったんじゃないかな?そんな気がするんだけど…。 (2012年9月16日 23時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
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