16 <瑠河> ページ17
彼は狐に連れられ、その友人の家へ辿りついた。
コンコン
戸を叩く。すると
【ああ・・・、陰陽師さま・・・。】
若い男が戸を開け、彼にすがりつくように言った。
【どうか、彼女を・・・、お助けください・・・!!】
奥には、この依頼をした若い女が寝込んでいた。
それを確認すると、
【必ず助けてやる。安心しろ。】
と優しく言った。
女のそばへ座り、様子を見ながら、召喚した式神に指示を出す。
【聖なる水,清草花を出してくれ。】
彼は、清草花の花びらをちぎり、水に浸し、皮膚が変色した部分にのせていく。
そして、狐の方を向き、彼は言った。
【さっきの薬草、まだ持っているか?】
【ああ・・・、少しなら持っておる。どうする気じゃ?】
狐は、薬草を渡しながら聞く。
【調合するんだ。この清草花は妖の毒気は取ることはできるが、体力まで回復させることはできない。でも、さっきの薬草の力を使えば、すぐに動けるようになることができるはずだ。】
彼は、手早く二つの草を調合すると、女に薬を渡し飲ませた。
女は、元気はないが笑顔で言った。
【ありがとうございます・・・。里を助けてくださった上に・・・私まで・・・。】
【礼には及ばん。お前のこの友人に言え。私も助けられた身だ。】
女は、狐の方を見ると、
【ありがとう。黒星ちゃん。】
と、言い笑った。
その時、
【ここだ!ここにあの化け狐がいるぞ!!】
そんな叫び声が聞こえた。
そして、乱暴に戸が開く。
【やっぱりいやがったな!!妖を呼んだ厄病狐!!!】
突然、一人の村人がそう言って罪のない狐を始末しようとした。
でも、狐が悪くないことは皆、分かっていた。
それでも、今は混乱していて、何かのせいにしなければ心を落ち着かせることが出来なかった。
彼は、
【それならば、俺に任せてはくれないか?】
そう言うと、狐を連れて森の中へと入っていった。
そのとき、狐は呟いていた。
【・・やはり、人間と妖が共存することは不可能なのか・・・?】
と。まだ、人を信じていた。
【・・・早く行け。村人が来るかもしれないぞ。】
その言葉に狐は驚く。
【何故だ!?おぬし、陰陽師だろう?】
その言葉に、彼は黙り込んだ。
そして、言う。
・・・・変なとこできっちゃいました。
文才のない作者ですみません。
水憐、フォロー出来なかったぜ!悪化したぜ!
次は、砂木沼蓮サマサマです!よろしくです!
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胡麻(プロフ) - なる (2012年9月24日 20時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - やっぱ水燐はスゲーな。あそこから繋げるとは! (2012年9月23日 14時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 今…………見て来たんだが、何なんだあれは……(^言^) (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - あ〜……作品、見てなかったわ。見てみるなー (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - そろそろ、コメント欄を消そうと思うんだけど、どう…?たぶん、蓮さん、ドイツに戻ったんじゃないかな?そんな気がするんだけど…。 (2012年9月16日 23時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
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