１５ ＜水憐＞ ページ16
―帰宅後―
狐「じゃあ、話すね。って言ってもそんな大したことじゃないかもだけど・・・」
瀬「そう？結構重大じゃない？」
狐「ちょっと黙ってて。あれは・・・」
−−−−−
あれは 僕が生まれる前
1人の陰陽師が妖に恋をした
彼は天才だった
一族の期待を背負って生きていた
ある時
彼は依頼で妖退治に出かけた
依頼はこなした
しかし 不覚にもその妖の毒気にやられ 病に倒れた
1人
小さな納屋で式神に看病されていた彼のところへ 1匹の狐が転がりこんだ
妖だった
もちろん
彼もその式神も気付いた
しかし 狐は自分が退治されることも承知で彼に助けを求めた
【友を救ってくれ】
一言いい 頭を下げた
狐は彼が依頼を受けた里の民の友人だった
狐は怪我や病によく効く薬草を渡す代わりに 里の民から食物を受け取っていた
よい交流関係を築いていた
彼は言った
【私の病を治してくれたらその依頼受けよう。詳しい話はその後だ】
狐は喜んで薬草を渡した
彼の病はみるみるよくなった
狐から話によると彼と同じく妖の毒気にやられているそうだ
しかも、専門家である彼とは違い 免疫がないので
薬草では追いつかないくらいひどいだという
それを聞いた後
彼は言った
【お前、なぜ私に薬草を渡した？病が治った後、お前を退治するかもしれないのに。】
【賭けじゃ。おぬしが儂を倒す可能性は十分にあった。じゃが、おぬししか儂が頼る相手はいないのじゃ。それにおぬしは人は助けるじゃろう？儂は死んでも友はたすかる。】
狐が友を思う気持ちに彼は心を打たれた
そうか
人と妖の間にもここまで深い関係が持てるのか
妖は人を思うことがあるのか
妖にも人を思いやる気持ちがあるのか と
【わかった。私の力の限りその依頼を遂行しよう。】
行くぞ
そう言い 里へ降りた
☆★☆★☆
んー、なんか違う気が・・・
次は瑠河ですぞ。
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胡麻(プロフ) - なる (2012年9月24日 20時) (
レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - やっぱ水燐はスゲーな。あそこから繋げるとは！ (2012年9月23日 14時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - 今…………見て来たんだが、何なんだあれは……(^言^) (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻(プロフ) - あ〜……作品、見てなかったわ。見てみるなー (2012年9月16日 23時) (レス) id: afb61e7265 (このIDを非表示/違反報告)
瑠河 - そろそろ、コメント欄を消そうと思うんだけど、どう…？たぶん、蓮さん、ドイツに戻ったんじゃないかな？そんな気がするんだけど…。 (2012年9月16日 23時) (レス) id: 05926b04ec (このIDを非表示/違反報告)
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