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佐久間くんが叫んだことで、部屋の外にいたダテさんと、その声で起きた康二くんが慌ててリョウちゃんの部屋に入ってきた。
｢リョウちゃん！よかった…。｣
｢すまなかった…心配かけたねぇ。｣
｢おい、佐久間！リョウはまだ本調子じゃねぇんだ。そんなに激しく抱きつくもんじゃねぇ。｣
｢ご、ごめんなさい…。｣
ダテさんに注意され素直に謝る佐久間くんに
｢ふふふ、いいんだよ。佐久間、昨日ずっと私の事を見てくれたんだろ。ありがとう。｣
リョウちゃんにそう言われて、また直ぐに佐久間くんは笑顔になってリョウちゃんの隣に座った。
｢さてと、みんな起きたし、飯でも作ろうか？｣
｢えっ、ダテ料理作れるん？？｣
｢あぁ。一応な！｣
ダテさんがそう言うと
｢一応なんてもんじゃないだろう？何を謙遜しているんだ。｣
｢えっ、リョウちゃんダテさんのご飯食べたことあるん？｣
康二くんが驚いてそう聞くと、リョウちゃんはにこりと微笑み
｢あぁ。ダテはご飯作るのがとても上手なんだ。店に並んでてもおかしくないくらいだよ。｣
｢よせよせ、褒めても何も出ねぇよ。さてと…佐久間、リョウは今からまた康二が手当とかしてくれるだろうから手伝いよろしく。｣
そうダテさんに言われて
｢はーい！了解でありまーす！！｣
｢じゃあ、ラウは俺の手伝いしてや！｣
｢う、うん！｣
僕が返事すると、
｢よーし、まず着替えてくるな！リョウちゃん待ってて！！｣
｢ふふっ、ゆっくりでいいよ。｣
それから料理を作る2人と手当の2人に別れて作業を行った。朝ごはんが出来たくらいの時間に半分寝ている照くんがやってきて、いつものように賑やかな朝の時間を過した…。
ダテさんの作る朝ごはんは色とりどりの野菜を中心とした献立でめちゃくちゃ美味しかった。リョウちゃんがお店に出しててもおかしくないといった理由がわかった。
｢佐久間も手伝ったよー！｣
｢最初包丁持たすか悩んだけど、ちゃんと切る事が出来てたから安心したよ。火加減はまだ任せれねぇけどな。｣
聞けば佐久間くんは、何でもかんでも最大火力で行おうとしてたらしい。
｢ふふっ。｣
それは束の間の平和な時間…。
ご飯を食べ片付けが終わると、ダテさんが真剣な顔でみんなを呼び止めた事で、さっきまでと空気がガラッと変わった。
｢話がある…。｣
そう言って俺らをリョウちゃんの部屋に集めた。
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さくら(プロフ) - ふさん» コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ありません！温かいお言葉もありがとうございます！更新再開させていただきます！楽しんで頂けたら幸いです！ (2021年3月17日 1時) (
レス) id: b581847efb (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 更新楽しみにしてます！頑張ってください☆☆☆ (2021年2月16日 21時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2021年2月3日 21時
