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no side
「どう思う?」
裏門につくと、リョウはダテに問いかけた。
「ラウールが言う狐の仮面をつけた男は、最近暴れてる異能の男で間違いねぇだろう。」
「やっぱり。」
「となると、またラウールを狙って姿を現すだろうよ。彼が守ってる物を手に入れたいようだしな。」
「…ダテ、あなたはどうする?」
ダテはニヤリと笑い
「しばらくはさっき言った通りにするさ。ここの守護者とやらもやるよ。それが…俺の捜し物を見つけるには、1番いい方法だ。」
「やはり、あなたの捜し物は…。」
続けようとしたリョウの言葉を、ダテは手で制した。
「…ダテ?」
「過去に囚われずに生きろと言われたのにな…。」
そういうダテの顔は切なげで量は何も言えなくなってしまった。
「…。」
「…ははっ、悪い。さっきの言葉は聞かなかったことにしてくれ。」
ダテは自嘲気味に笑うと、ふぅっとため息を吐くと、リョウの方を見て、
「お前は…佐久間たちにどこまで話している?」
その言葉にリョウは切なげな顔で、
「…いくら信用している相手と言えど、なんでも話せる訳では無いよ。面白くない過去なら尚更ね。」
「そうだな。」
「特に…佐久間みたいな純粋な心の持ち主には…知られたくないと思ってしまうものだよ。」
「…。」
そう2人が話していた時、森の木々から急に鳥たちが一斉に飛び立った。
先程とは明らかに違う空気が当たりを包み込んだ。
「リョウ…。」
「わかってる…。」
一瞬変わった空気の中に、2人は人の気配を感じ臨戦態勢をとった。
先程襲いかかってきた男たちとは明らかに空気が違う。比べ物にならない、もっと強い…"何か"を感じた。どこから現れるかわからないその何かに、2人は全意識を集中させた。
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さくら(プロフ) - ふさん» コメントありがとうございます!返信遅くなり申し訳ありません!温かいお言葉もありがとうございます!更新再開させていただきます!楽しんで頂けたら幸いです! (2021年3月17日 1時) (レス) id: b581847efb (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 更新楽しみにしてます!頑張ってください☆☆☆ (2021年2月16日 21時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2021年2月3日 21時