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dt「あれ、2人は知り合い?」
俺と彼を交互に見て舘さんが言った。
kj「知り合いというか…」
mm「カメラの人」
fk「えっ、目黒の言ってたカメラの人って康二のことだったの?」
kj「まって、ふっかさん知っとるの??」
目の前の彼はあたふたして身振り手振りが大きくなった。
fk「あれでしょ、初対面の人に写真撮られたってやつ。」
kj「うわ、知っとるやん。あっ…その…あの時はほんまにすいませんでした!!」
と、彼はあの時のように勢いよく頭を下げた。相変わらず細い首が折れそうだ。
mm「いいですよ。前言ったように減るもんじゃないですし。悪用さえしなければ」
kj「しません!!絶対しません!」
fk「わっかんねーぞ。」
kj「もうー、ふっかさん、やめてーや!」
茶化してきたふっかさんにそう言って、彼はまた俺の方を見た。
kj「あの…改めて…向井康二です。その…よろしくお願いします…。」
mm「目黒蓮です。こちらこそ。」
それから店が閉まるまで俺は滞在させてもらいカメラの彼…康二くんとお話した。
彼は俺より歳上で、話し方の訛りの通り、最近まで関西に住んでいたが、この春から引っ越してきたそうだ。
最初こそ彼は俺と話すとき、少しおどおどしているようだったが、ふっかさん曰く人見知りだそうで、慣れてきたらめちゃくちゃ喋るとのこと。
実際、そのあと俺になれてくれたらしく…。
関西人の気質か、はたまた彼のスキルなのか、めちゃくちゃテンポよく喋るようになった。
おかげで俺は腹筋を痛めてカウンター席に突っ伏してしまった。
dt「はいはい、康二、目黒死んじゃうから。1回お皿洗い頼んでいい?」
kj「はーい!」
舘さんに頼まれて、元気よく返事をして彼は裏へと行ってしまった。
mm「あー、生きてて1番笑った。」
dt「目黒が笑いすぎて死にそうになってるのは初めて見たよ。」
fk「クールぶってるもんな。」
mm「ぶってるって…。あー…お腹いてぇ。」
別に普段から笑わないわけではないが、周りからはクールとか、落ち着いてる風に見える俺がここまで笑うのは多分めずらしい。
mm「面白い人ですね。」
fk「でしょー。」
dt「なんでふっかがドヤ顔してるの。ふっかも康二見習って仕事して。」
fk「当たり強くない!?」
ちょっと拗ねたふっかさんを無視して舘さんは
dt「康二いい子だからこれからも仲良くしてあげてね。」
mm「はい、そのつもりです。」
dt「ありがとう。」
そう言ってロイヤルに微笑んだ。
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さくら(プロフ) - (名前)ミオさん» コメントありがとうございます、大変返信が遅くなり申し訳ありません!何度も読んでくださりありがとうございます!今後も楽しめる作品を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いします! (2021年9月4日 21時) (レス) id: 3b24a3fa1b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - このめめこじが大好きで、何度も読みに来ちゃいます (2021年7月30日 0時) (レス) id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 57yuki39ramotiさん» コメントありがとうございます!返信遅くなり申し訳ありません。ゆり組、少し辛い状態ですが今後も見守ってください…(泣) (2020年12月3日 12時) (レス) id: 60e8cc6e09 (このIDを非表示/違反報告)
57yuki39ramoti - あまりのゆり組の大好きさに26話で感動して、大号泣しました。(^0^) (2020年11月22日 18時) (レス) id: a271dce366 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 佐藤さん» ありがとうございます!中々な亀更新になるかもですが、これからも楽しんでいただけると嬉しいです! (2020年9月26日 8時) (レス) id: aa84f709c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さくら | 作成日時:2020年9月3日 21時