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次に目が覚めたのはベッドの上だった。
｢…？？｣
ここはどこ？今何時だ？と、あまり働かない頭をなんとか回転させた。
今まで遊びに行った友人の部屋ではない。けれど…この家具には見覚えがある…。
そして俺の服装…。さっきまで着ていたはずのスーツではなくゆるっとした黒のスウェット。
そして部屋に香る、甘くて優しい匂い…。
この匂いは知っている香りだ。
確か、これは…アロマオイル？
色々と考えすぎて、パニックになりながら起き上がった時だった。
｢起きた？｣
｢うわぁぁぁぁ！？｣
隣から聞こえてきた声に驚き、めちゃくちゃ大きな声で反応してしまった。声の聞こえた方を見ると椅子に1人の男の人が座っていた。
｢うるさい。今夜中なんだけど。｣
｢いや…えっ！？｣
声の主はパニックになる俺にお構いなく話を続けた。
｢君ちゃんと寝てないでしょ？クマ凄いし。｣
｢いや…。｣
｢その調子だとご飯も食べてないでしょ？明日仕事あっても休んだ方がいい。その状態で行ってもまた倒れるだけだよ。｣
｢まっ…｣
｢ここで寝てていい。俺は隣の部屋行くから、何かあったら呼んで。でも、君がもし今すぐ家に帰りたいなら…｣
｢ちょっと待て！勝手に話続けんな、涼太！｣
目の前で話しているのは間違いなく涼太で…。
なにがどうなってんだ？涼太がなんで俺の目の前に…？昨日あんなに俺の事覚えていないって言った涼太がなんで目の前にいるんだ？
それだけでもパニックな俺にお構い無しに勝手に話を進める彼のせいでもう頭はパンク寸前だ。
｢こっちは色々…昨日のこととか…パニックになってんだよ。勝手に話し進めんなよ。｣
｢…。｣
｢てか待って、俺の服なんで変わってんの？｣
｢一番最初に聞くことそれなの？｣
俺の言葉に、涼太は明らかに呆れた顔をしてこちらを見た。
｢もしかして…俺気づかないうちにやっ…｣
｢着替えさせただけだから。なんでそっちの思考回路になるの？｣
｢どっちにしろ裸見られてんじゃねえか！ふざけんな！｣
｢どっちにしろって何？スーツで寝るよりマシでしょ？それに翔太の裸、俺が見るの初めてじゃな…あっ…。｣
彼は慌てて言葉を止めた。俺も驚いて固まってしまった。
｢…今翔太って。｣
｢…。｣
彼の口から…俺の名前が呼ばれた。
シュチュエーションはあまりいいものではなかったけど、涼太が俺の名前を呼んだのだ…。
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さくら(プロフ) - (名前)ミオさん» コメントありがとうございます、大変返信が遅くなり申し訳ありません！何度も読んでくださりありがとうございます！今後も楽しめる作品を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いします！ (2021年9月4日 21時) (
レス) id: 3b24a3fa1b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ミオ(プロフ) - このめめこじが大好きで、何度も読みに来ちゃいます (2021年7月30日 0時) (レス) id: dfbbef0672 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 57yｕｋi39ramotiさん» コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ありません。ゆり組、少し辛い状態ですが今後も見守ってください…(泣) (2020年12月3日 12時) (レス) id: 60e8cc6e09 (このIDを非表示/違反報告)
57yｕｋi39ramoti - あまりのゆり組の大好きさに26話で感動して、大号泣しました。（^0^） (2020年11月22日 18時) (レス) id: a271dce366 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 佐藤さん» ありがとうございます！中々な亀更新になるかもですが、これからも楽しんでいただけると嬉しいです！ (2020年9月26日 8時) (レス) id: aa84f709c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら
| 作成日時：2020年9月3日 21時
