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照さんの恋人が消えた理由は結局わからないままで、今もその人がどこにいるか、なぜいなくなってしまったのか、照さんはずっと答えを、そしてその人を探し続けているのだという…。
iw｢1度だけ私の知り合いが彼に似た人をこの街で見たと聞き、私もこの街に来たのですが…。まだ彼とは会えていません。｣
dt｢…。｣
照さんは自分を責めているようだった。
iw｢私は恋人を連れ出すどころか、何も出来なかった。大事な人を守れなかった。俺は何も…。｣
dt｢ひ、照さん。｣
いつも冷静な照さんが、言葉遣いが崩れるのも気づかないくらい、感情的になっていた。照さんはぎゅっと拳を握りしめていた。
iw｢…すみません、情けないところを見せてしまいました。｣
dt｢そんなことないです。｣
彼は呼吸を整えまた落ち着いた口調で話してくれた。
iw｢…おふたりに…私たちのような…辛い経験をしてほしくありません。｣
dt｢…。｣
ie｢私に出来ることがあれば…何でもします。｣
そういう彼の目はいつも真っ直ぐで、俺と翔太は助けられていた。俺は彼の手を取り
dt｢本当に…ありがとうございます。｣
iw｢宮舘様…。｣
dt｢いつもあなたに助けてもらってばかりです。俺1人だと…何も出来ていません。｣
iw
｢そんなことはありません。｣
そう言って照さんは笑った。
そしてそこからは作戦会議。
どの時間帯が1番行動しやすいか、どのルートが1番効率よく抜け出せるのか。
屋敷に詳しい照さんが味方についてくれてる、それだけでありがたかった。
一通り作戦を練りおわり、決行日は翔太が誕生日を迎えるその日にすることとなった。
iw｢翔太様は誕生日がその日だということを…忘れているかもしれません。｣
dt｢そうですね…。あまりにも色々なことがありすぎてますし…。この前俺と話した時もパニックになってましたしね。｣
iw｢そうでしたか…｣
dt｢幸せな誕生日に…します。絶対に。｣
そういう俺に、照さんは真剣な表情で頷き
iw｢なりますよ。｣
そう言ってくれた。
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youjin(プロフ) - みかぷさん» コメントありがとうございます！あまりにも見切り発車になってしまった為、なんとかハッピーエンドにすることができて私も安心しております(泣)つたない私の作品を最初から見てくださり好きだと言ってくださってありがとうございます！ (2020年4月2日 20時) (
レス) id: 9f973415f0 (このIDを非表示/違反報告)
みかぷ(プロフ) - コメント失礼します！更新最初からずーーっと見ててものすごく好きです！！完結おめでとうございます！！最後の最後でお父様にバレずにくっついてほんとにホッとしました笑お疲れ様でした!!! (2020年4月2日 19時) (レス) id: 7be4d62213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2020年3月11日 19時
